ID : Pass :  | register
フォトヴィレッジ
(rrbのブログ)
上手い下手は関係なし
感じたままの気ままな
写真と言葉を掲載
*画像は全てリサイズ済*
 
------------------------------
《写真カテゴリ》
*
京都の町の
そぞろ歩きは
今京都
* *
スズメさんで
天を仰いで思うこと
* * *
四方山話は
おやかまっさん
* * * *
京都以外の町で
足の赴くままは
◆◆なう
------------------------------
色々とチャレンジする
rrbのブログ
フォトヴィレッジ




Photographer affectation
Delivered from Kyoto
Since 2006/4/25
Since 2007/12/9
(Renewal Start)
Copyright (C) 2006
www.rrbphotovillage.jp
All Rights Reserved
カレンダー
« « 2009 6月 » »
31 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 1 2 3 4
ご案内
今京都記事一覧
京ことば記事一覧
京が語源記事一覧
天を仰いで記事一覧
・スズメの写真
------------------------------
アクセスカウンタは
不具合のため
運用停止中
2017/9/27
過去ログ
     

rrbのブログ - 2009/06のエントリ

ヘッダーナビゲーション

現在のカテゴリー位置

サイト全体のカテゴリーナビゲーション

今京都 おくれやす 2009/06/30 12:00 am

くれやす
ください。「そこのタバコ取ってオクレヤス」 オ〜ヤスの形式で敬意を表す。相手によってオクンナハレといい、丁寧にオクレヤサシマヘンカ(いただけないでしょうか)と使い分ける。「もうちょっとハンナリした生地をオクレヤサシマヘンカ」 くだけた言い方としてオクナイとも。「そこのハサミ取ってオクナイ」「きれいな色紙オクナイな(くださいな)」 南山城ではクダンセ、クランセという。(『京都新聞・折々の京ことば』堀井令以知より)

ばらくの間、コメント欄を閉じます。ご容赦ください。

電(路面電車)と哲学の道 (旧フォトヴィレッジ 2007年6月30日、7月1日掲載)
梅雨の間のある晴れた日、実際に京都市内を走っている市電(路面電車)を見た記憶がないが、その市電(路面電車)に、突然、触れたくなり京都市左京区にある「哲学の道」に出かけた。路面電車なのになぜ「哲学の道」やねん? と訝しむ方もいるかも知れないが、そこはそこ。春は桜、秋は紅葉の名所として知られるこの「哲学の道」は、哲学者の西田幾多郎が思策に耽りながら歩いたという逸話から名前が付けられた。



花は期待していなかったけれど、思いかけず紫陽花に出迎えられたのは嬉しかった。「哲学の道」、北は銀閣寺から南は若王子(にゃくおうじ)に至る約1.5kmの琵琶湖疎水分流沿いの小径。もともと「思索の小径」と呼ばれていた。しかし、近代を代表する哲学者の西田幾多郎が好んで散策し、思索にふけったことなどから「哲学の道」・「哲学の小径」と呼ばれるようになった。近辺には銀閣寺・法然院・安楽寺・永観堂等、名所・旧跡も豊富で、春には約500本の桜のトンネル・初夏(5月下旬〜6月中旬)にはゲンジボタルの乱舞。そして秋の紅葉と四季それぞれに美しさを持ち、琵琶湖疎水分流のおだやかな流れとともに道行く人の眼を楽しませてくれる。



1968(昭和43)年に整備され、1986(昭和61)年、「日本の道百選」に選定された。自然石の石畳が足に優しく、決して急ぐことなくブラブラ歩くにはほどよい快さがある。「哲学」とはほど遠いが、何を考えることもなく、ただ気の向くまま、足の向くまま、前行く人を抜かすことなく、自分の空間を保ちながら歩けるのが嬉しい。





京都から市電(路面電車)が完全に消えたのは1978(昭和53)年9月30日。皮肉なことに市電(路面電車)全廃からわずか四半世紀ほどで、もう市電復活待望論が聞こえている。いつぞやの新聞にも「ひとにも、環境にもやさしい、都市型公共交通は路面電車」と記載されていた。京都における日本最初の市電(路面電車)のことは、今ではクイズにもなるほどで、その正解の珍妙さは思わず笑ってしまう。そのクイズとは、昔の電車には「電車がきまっせ、あぶのおっせ」と、電車の前を走って通行人に危険を知らせる「先走り」という少年がいたというもの。初期の電車は時速約10kmと遅いので、直前を横切る人も多く、かえって危険なために、昼は旗、夜は提灯をもって少年が先を走ったのだとか。なんとものどかな雰囲気で微笑ましい感じがする。



市電(路面電車)はとうの昔になくなったが、市内のあちこちには、市電(路面電車)が通った跡をとどめる通りがある。四条大宮から京都では珍しい斜め45度にのびる後院通(こういんどおり)は、1912(明治45)年の市電(路面電車)開業時にできた壬生車庫(みぶしゃこ)へ通じる道。西洞院通(にしのとういんどおり)、下立売通(しもだちうりどおり)の烏丸−堀川、塩小路−七条の東洞院通(ひがしとういんどおり)や高倉通、寺町通の二条−今出川などが他の街なかの通りにくらべて少し広いのは、かつて市電(路面電車)が走っていたため。河原町五条の東南に、五条と河原町を斜めにつなぐ道があるが、これも古い電車通。千本中立売(せんぼんなかだちうり)から北野へ抜ける道、木屋町二条や寺町二条の道が弧を描いてカーブするのも、電車が走る姿を想像できる。



この市電(路面電車)の路線の敷石は、今もなお残っている。その場所が、この「哲学の道」。そう、この「哲学の道」の石畳に使用されているのが、市電(路面電車)を支えた自然石。ここを訪れたのはそのため。意外なところにリサイクルされている。



この石畳の軌跡は、どことなしか線路に見えるのもそういったことからかも知れない。ここに佇んでいると、カーブの向こうから「ガタンゴトン」と市電(路面電車)が近づいてきそうな気がする。ゆったりとした時間が流れている「哲学の道」。梅雨の合間の晴れた日の短い間だったけれど、市電(路面電車)に充分触れることができた。



それにしても、このまったり感がとてもいい。「哲学の道」を歩く人には「先走り」少年の「電車がきまっせ、あぶのおっせ」という言葉が、「急いだら、あぶのおっせ。長い人生、ゆっくり行きなはれ」という声となって聞こえているのかも知れない。そんな錯覚をしてしまうくらい時間がゆっくりと流れていると感じる、ここは市電(路面電車)の敷石を再利用している「哲学の道」…今京都。


 

このエントリーの情報

天を仰いで思うこと かんにんえ 2009/06/29 12:00 am

んにんえ
ごめんね。許してください。「カンニンエ、こんなことさせといて」「ちょっと前を通らしてとくりゃす、カンニンどっせ」 カンニンを繰り返して「えらい遅うなってしもて、カンニン、カンニン」「堪忍」は耐え忍ぶこと。カンニンシテ・カニシテヤともいい、祇園ではカンニンドッセを多用する。丁寧にはカンニンシトクリャス。「もう二度としません、カンニンシトクリャス」 京都府北部ではコラエテ。(『京都新聞・折々の京ことば』堀井令以知より)

ばらくの間、コメント欄を閉じます。ご容赦ください。

方山話(59)
蛍について思うこと(2)



先日のの続き。
蛍の成虫の体長は数mm〜30mmほどで、甲虫としては小型〜中型となる。体型は前後に細長く、腹背に平たい。特に前胸は平らで、頭部を被うことが多い。


カメラ/EPSON R-D1s  レンズ/NOKTON classic 35mm F1.4

よくある色合いは全体に黒っぽく、前胸だけが赤いというものである。その体は甲虫としては柔らかく、オスとメスを比べるとメスのほうが大きい。メスは翅が退化して飛べない種類があり、さらには幼虫のままのような外見をした種類もいるということだ。成虫期間は約1〜2週間。幼虫はやや扁平で細長い。頭部は胸部に引っ込めることができる。胸部に短い三対の歩脚があり、腹部の後端に吸盤があって、シャクトリムシのように移動する。


カメラ/EPSON R-D1s  レンズ/NOKTON classic 35mm F1.4

もっともな特徴は成虫になるタイミングを自分で決めるということだ。つまり「今年は成虫になるのや〜めた」とできるところにある。この話が本当ならば、ステキなことだ。蛍でさえ(という表現は蛍に失礼だが)自分の意思で物事を決める。知的生命体の人間はどうだろうか? 蛍の爪の垢を煎じて飲まなければならないのではないかという人が増えているのは否定できない。あっ、蛍だけに「爪の垢」ではなく「蛍が好む水」といったほうがいいのかも…と、天を仰いで思うこと。


 

このエントリーの情報

今京都 おくどさん 2009/06/28 12:00 am

くどさん
塗りかまどの敬称。かまどの神である三宝荒神を祭る。「くど」にオとサンをつけて最高敬語とする。「くど」は火処(ほど)からで、曲突と書く。「オクドサンでご飯炊いてたのに、今は電気釜の時代や」 三つかまど、五つかまど、七つかまどのものがあったが、電化時代になって使われなくなった。大阪ではヘッツイ。「へ」は食物を入れる器。ツは「の」の意。「竈(へ)つ霊(ひ)」からいわれ始めたとも考えられる。(『京都新聞・折々の京ことば』堀井令以知より)

ばらくの間、コメント欄を閉じます。ご容赦ください。










蔵物語(266)




 

このエントリーの情報

今京都 いきる 2009/06/27 12:00 am

きる
「えらいイキッテルな、なんぞええことあったんか」「あんまりイキルと体こわすで」「そんなにイキルと後が続かへんえ」 調子に乗る、気張る、息づかいを荒くしてたてつく、怒るのような意味がある。息(「いき」)を活用させたものか。キバルは、力む、努力する。「あんまりキバルと体にこたえる」 奮発するの意味もある。「もうちょっとキバッテんか」は値段を安くすること。(『京都新聞・折々の京ことば』堀井令以知より)

ばらくの間、コメント欄を閉じます。ご容赦ください。

山禅院(せきざんぜんいん)/五十払い (旧フォトヴィレッジ 2007年8月5日掲載)
関西には「五十払い」という面白い風習がある。これは「ごとばらい」と読む。「五十払い」は「五十日」(ごとび)ともいい、その意味は、毎月5と10のつく支払い日のこと。毎月の5、10、15、20、25、30を集金日とする関西の商い習慣から「ゴトバライ」とか「ゴトビ」と呼ばれている。現実には「えらい渋滞してる思うたら、今日はゴトビやん」とか、交通渋滞の理由に使われることが多い。



関西のテレビやラジオでは、実際に交通情報で「今日はゴトバライですから、渋滞が予想されます」などと、この言葉が堂々と電波に乗っている。このゴトバライのルーツが、京都洛北の赤山禅院(せきざんぜんいん)にあるという。赤山禅院は比叡山登山口に近い、修学院離宮(しゅうがくいんりきゅう)の北にあり、比叡山ただひとつの山外塔頭(さんがいたっちゅう)である。



この赤山禅院からゴトバライの風習が始まったとはいったいどういうことだろう。赤山禅院といえば「へちま加持(かじ)」によるぜんそく封じや無病息災で知られる寺。しかし、また「懸寄(かけよ)せの神」でもあるという。寺が神というのは奇妙だが、ここには実際に1枚めに掲載したように鳥居があり、ご神体を祀っていて、禅院にして神社の造りなのである。



懸寄せとは、すなわち「集金にご利益がある」ということ。毎月5日が1年のうちでめったに訪れない申(さる)の日に重なったとき、赤山禅院にお詣りをすると吉運に恵まれるという言い伝えがある。そのことから江戸時代には毎月5日を集金日とする習慣が生まれ、商人たちはこの寺に5日講詣りをしてから集金に出かけるようになった。ここから「五十払い」の風習が始まったという。





赤山禅院からはるか西、嵯峨の車折(くるまざき)神社にも、スムーズな集金を祈願する人が多いという。車折神社は清原頼業(きよはらよりなり)を祀る神社で頼業の「より」がお金の寄りをよくし、「なり」で商売が成り立つのだとか。あっけないほど単純明快であるが、本当にご利益があるのかどうか。こちらも江戸時代に始まったというから、江戸時代の商人たちは、よっぽど集金で苦労したのだろうか。



赤山禅院は千日回峰行(せんにちかいほうぎょう)の行者にはゆかりが深く、京都御所から東北の方角にある鬼門として、赤山の拝殿屋根の赤猿は御所の東北隅に置かれた木彫りの猿(猿ヶ辻の猿)と互いに向き合っていると伝えられている。



本殿に掲げられた「皇城表鬼門(こうじょうおもてきもん)」の文字にはそうした意味がこめられているという。いずれにしても関西で日常的にある「五十払い」のルーツも京都にあったというお話…今京都。


 

このエントリーの情報

天を仰いで思うこと あんじょう 2009/06/26 12:00 am

んじょう
「アンジョウ教ええてあげて」「この話アンジョウまとまるとええな」と用い、上手に、うまくの意。「アンジョウあいつにだまされてしもた」のようにも用いる。もとは「味良く」からで、味覚表現であった。好都合に、いい具合に、の意味でアンバヨウとも。「仕事がアンバヨウ済んでよろしおしたな」 アンバヨウはアンバイヨクからで、アンバイは健康や天気ついていう。「機械のアンバイ」は機械の調子。(『京都新聞・折々の京ことば』堀井令以知より)

ばらくの間、コメント欄を閉じます。ご容赦ください。

方山話(58)
蛍について思うこと



蛍が発光する能力を獲得したのは「敵をおどかすため」という説や、「食べるとまずいことを警告する警戒色である」という説がある。事実ホタル科の昆虫は毒をもっており、よく似た姿や配色(ベーツ擬態、ミューラー擬態)をした昆虫も存在する。卵や幼虫の時代にはほとんどの種類が発光するが、成虫が発光する種は夜行性の種が大半を占め、昼行性の種の成虫では強く発光する種も存在するが、多くの種はまず発光しない。


カメラ/EPSON R-D1s  レンズ/NOKTON classic 35mm F1.4

夜行性の種類ではおもに配偶行動の交信に発光を用いており、光を放つリズムやその際の飛び方などに種ごとの特徴がある。このため、「交尾のために発光能力を獲得した」と言う説も有力である。一般的には雄の方が運動性に優れ、飛び回りながら雌を探し、雌はあまり動かない。成虫が発光する場合は蛹も発光するので、このような種は生活史の全段階で発光することになる。


カメラ/EPSON R-D1s  レンズ/NOKTON classic 35mm F1.4

また、蛍の種類は世界中で約2000種類、日本では約40種類が生息。日本で鑑賞できる代表的なものはゲンジホタル・ヘイケホタル・ヒメホタル。成虫はゲンジホタルの方が少し大きく発光も強めだという。ゲンジボタルの見ごろは5〜7月、ヘイケホタルは6〜8月が一般的。蛍鑑賞ができるのは夜7時〜9時頃で、月明かりがない・雨上がりで湿度が高い・風がないなどの条件が揃うと活発に活動する。
さて、その蛍。思わぬところにたくさんいた。が、写真を撮りに行ったときは前日の大雨で流されていた。それでもこれだけ撮ることができたのは幸いなことである。来年はもっと撮りたい…と、天を仰いで思うこと。


 

このエントリーの情報

ページナビゲーション

(1) 2 3 4 ... 6 »

 
     
お願い
画像等の著作権は、所有者または撮影者に帰属しています
画像等の無断転用は、固くお断りします
------------------------------
← に掲載以外の写真等は
もっと今京都
↓ ↓ ↓

------------------------------
《LINK》


XP canon


photocon

------------------------------
《ポチッとお願い》

にほんブログ村 写真ブログ 京都風景写真へ

にほんブログ村 写真ブログ 野鳥写真へ

にほんブログ村 写真ブログへ



PV Access Ranking
にほんブログ村

------------------------------
copyright Tsuwano
Screen Project

スズメ(rrbphoto)
ランダムスクロール
(表示30枚/全枚)
こんな1枚

シジュウカラ


ヒヨドリ


絵馬に願いを


手水舎


千本鳥居


幸せを感じるとき


哲学の道


影絵

pagetop