rrbのブログ - 2009/01/22のエントリ
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天を仰いで思うこと 一匹狼 2009/01/22 12:00 am
いっぴきおおかみ…特定の集団に属さず、また仲間も持たずに孤立して行動している人。単独行動を好む人。
◇ちょっと予備知識 → 群れを離れて、ただ一匹で行動する狼の姿から。「一疋狼」とも書く。
類義語に独立独歩(どくりつどっぽ)・独立不羈(どくりつふき)がある。
会話から思うこと
「なんやドンよりと曇っていますなぁ」
「そうですねぇ、また雨ですかね?」
「昼から雨だと、さっきラジオのニュースでいうてましたわ。そうそう、この日曜あたりはまた寒くなるとか…」
「そうですかぁ…」
乗ったタクシーの運転手さんとの会話が緩やかに始まり、さらに、続く。

「そういえば、ここ数年12月の上旬に雪が積もるどころか、降らなくなりましたね」
「ウチの記憶では10年前くらいまでは降ってましたよね」
「そうそう、日中に急に降ってきて、見る見るうちに真っ白になって、往生しましたわ。営業所に帰るに帰れん状態やったら忘れもしません。12月の3日のことでした」
「最近、市内の車でスタッドレスをはいている車も少ないと思うのですが…」
「そうですねん。私らタクシーでもスタットレスをはいているのが少ないですよ」
「それだけ地球が暖まっているということですね」
「そうそう、温暖化やということを一番感じるのは秋からですね。紅葉の短いこと。桜の季節と同じくらい短こうなりましたわ。おかげで秋の行楽シーズンの売り上げが年々落ちてます」
「あっ、そうですか。地球温暖化は売り上げまで影響するのですねぇ」
「そうですねん。日々の生活では温暖化なんて意識しませんが、秋から冬は感じますねぇ。冬の暖かさはムシロありがたいですが、売り上げに影響するのはカナンです」
「なるほど…」
ここで目的地に到着したので、タクシーを降りた。

日常の生活では「地球温暖化」なんて滅多に体感しないことだが、この日はタクシーの運転手さんとの会話で、生活の中にも地球温暖化の影響を受けている要素を感じた瞬間であった。口では「温暖化防止」を言ったとしても実際に体感しているかというと、あまり意識していないのが実体だと思う。
確かに年々の紅葉は変化している。紅葉するために必要な「アントシアン」の合成には、空気中の温度や光の条件が重要になる。紅葉がより美しくなる条件には、夜間の急激な冷え込み、大気の乾燥による地中水分の減少、直射日光の強弱等があげられるが、もっとも重要なのが気温だという。

(神戸 湊川神社) カメラ/EPSON R-D1s レンズ/NOKTON classic 35mm F1.4
気温は、1日の最低気温が8℃以下になると紅葉が始まり、さらに5〜6℃以下になると一気に進む。鮮やかに紅葉する条件は、日中の気温が20〜25℃、夜間は5〜10℃くらいで、昼夜の気温の差が大きいことが重要。温度差が15℃あると飛躍的に進む。山間部の紅葉が鮮やかな理由は、条件がそろっているからといえる。これらの条件が満たされることによって、紅葉のメカニズムが促進され、葉の色合いもよくなり、木々が一斉に紅葉し、美しい紅葉が楽しめる。光合成を十分行えない場所や、大気汚染のひどい土地、大気中の適度な湿度がないなどの場合、美しい紅葉を楽しめないことがあるという。

(神戸 湊川神社) カメラ/EPSON R-D1s レンズ/NOKTON classic 35mm F1.4
学識者の間では、温暖化や大気汚染が進み、鮮やかな紅葉や黄葉が見れなくなることも危惧されているというから恐ろしい話だ。自身の健康や家内安全などを祈願するのも大切なことだが、ひとりひとりが未来の美しい自然を守り、美しい日本の紅葉を後世に残していくことがもっと重要なことかもしれない。紅葉を見に行く場合や行楽を満喫する場合、公共交通機関で行くように心がけたいものだ…と、天を仰いで思うこと。

◇ちょっと予備知識 → 群れを離れて、ただ一匹で行動する狼の姿から。「一疋狼」とも書く。
類義語に独立独歩(どくりつどっぽ)・独立不羈(どくりつふき)がある。
会話から思うこと
「なんやドンよりと曇っていますなぁ」
「そうですねぇ、また雨ですかね?」
「昼から雨だと、さっきラジオのニュースでいうてましたわ。そうそう、この日曜あたりはまた寒くなるとか…」
「そうですかぁ…」
乗ったタクシーの運転手さんとの会話が緩やかに始まり、さらに、続く。

「そういえば、ここ数年12月の上旬に雪が積もるどころか、降らなくなりましたね」
「ウチの記憶では10年前くらいまでは降ってましたよね」
「そうそう、日中に急に降ってきて、見る見るうちに真っ白になって、往生しましたわ。営業所に帰るに帰れん状態やったら忘れもしません。12月の3日のことでした」
「最近、市内の車でスタッドレスをはいている車も少ないと思うのですが…」
「そうですねん。私らタクシーでもスタットレスをはいているのが少ないですよ」
「それだけ地球が暖まっているということですね」
「そうそう、温暖化やということを一番感じるのは秋からですね。紅葉の短いこと。桜の季節と同じくらい短こうなりましたわ。おかげで秋の行楽シーズンの売り上げが年々落ちてます」
「あっ、そうですか。地球温暖化は売り上げまで影響するのですねぇ」
「そうですねん。日々の生活では温暖化なんて意識しませんが、秋から冬は感じますねぇ。冬の暖かさはムシロありがたいですが、売り上げに影響するのはカナンです」
「なるほど…」
ここで目的地に到着したので、タクシーを降りた。

日常の生活では「地球温暖化」なんて滅多に体感しないことだが、この日はタクシーの運転手さんとの会話で、生活の中にも地球温暖化の影響を受けている要素を感じた瞬間であった。口では「温暖化防止」を言ったとしても実際に体感しているかというと、あまり意識していないのが実体だと思う。
確かに年々の紅葉は変化している。紅葉するために必要な「アントシアン」の合成には、空気中の温度や光の条件が重要になる。紅葉がより美しくなる条件には、夜間の急激な冷え込み、大気の乾燥による地中水分の減少、直射日光の強弱等があげられるが、もっとも重要なのが気温だという。

(神戸 湊川神社) カメラ/EPSON R-D1s レンズ/NOKTON classic 35mm F1.4
気温は、1日の最低気温が8℃以下になると紅葉が始まり、さらに5〜6℃以下になると一気に進む。鮮やかに紅葉する条件は、日中の気温が20〜25℃、夜間は5〜10℃くらいで、昼夜の気温の差が大きいことが重要。温度差が15℃あると飛躍的に進む。山間部の紅葉が鮮やかな理由は、条件がそろっているからといえる。これらの条件が満たされることによって、紅葉のメカニズムが促進され、葉の色合いもよくなり、木々が一斉に紅葉し、美しい紅葉が楽しめる。光合成を十分行えない場所や、大気汚染のひどい土地、大気中の適度な湿度がないなどの場合、美しい紅葉を楽しめないことがあるという。

(神戸 湊川神社) カメラ/EPSON R-D1s レンズ/NOKTON classic 35mm F1.4
学識者の間では、温暖化や大気汚染が進み、鮮やかな紅葉や黄葉が見れなくなることも危惧されているというから恐ろしい話だ。自身の健康や家内安全などを祈願するのも大切なことだが、ひとりひとりが未来の美しい自然を守り、美しい日本の紅葉を後世に残していくことがもっと重要なことかもしれない。紅葉を見に行く場合や行楽を満喫する場合、公共交通機関で行くように心がけたいものだ…と、天を仰いで思うこと。

