rrbのブログ - 2009/01/09のエントリ
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天を仰いで思うこと 辛労辛苦 2009/01/09 12:00 am
しんろうしんく…非常に辛い目に遭うこと。苦労すること。
◇ちょっと予備知識 → 「辛労」「辛苦」は共にとても苦しむこと。「辛労」を「心労」と書くのは誤り。
「辛労辛苦をなめる」などと使う。「辛苦辛労」ともいう。
類義語に艱難辛苦(かんなんしんく)・苦心惨憺(くしんさんたん)・
千辛万苦(せんしんばんく)・粒粒辛苦(りゅうりゅうしんく)がある。
七草粥に思うこと
もう過ぎてしまったけれど、正月7日に春の七草を入れて炊く粥。春の七草とは、芹(せり)・薺(なずな)・御形(ごぎょう)・はこべ・仏座(ほとけのざ)・菘(すずな)・蘿蔔(すずしろ)のことで、御形(ごぎょう)はハハコグサ、菘(すずな)はカブ、蘿蔔(すずしろ)はダイコンのこと。
この七草をお粥にして1月7日に食べる七草粥の習慣は、江戸時代に広まったという。七草の種類は時代や土地によって異なり、七草がもっと多くなったり、少ない場合もあったそうだ。

ところで、なぜ七草粥なのか。七草は、早春にいち早く芽吹くことから邪気を払うといわれた。そこで、無病息災を祈って七草粥を食べた。古くはまな板の上で、草をトントン叩いて刻むその回数も決められていたとか。こんな、おまじないのような食べ方も素敵だが、実はこの七草粥、とても理にかなった習慣である。
七草はいわば日本のハーブ、そのハーブを胃腸に負担がかからないお粥で食べようというのだから、正月疲れが出はじめた胃腸の回復にはちょうどよい食べものというわけ。あっさりと仕上げたお粥は、少し濃い味のおせち料理が続いたあとで、とても新鮮な味わいだ。

ちなみに、正月15日に米・粟(あわ)・稗(ひえ)・黍(きび)・麦・胡麻(ごま)・小豆(あずき)を入れて炊いた粥で、後に小豆粥となった。さらに「秋の七草」のこと。萩(はぎ)・尾花(おばな)・葛(くず)・撫子(なでしこ)・女郎花(おみなえし)・藤袴(ふじばかま)・桔梗(ききょう)のこと。

(神戸 生田神社) カメラ/EPSON R-D1s レンズ/NOKTON classic 35mm F1.4
いつの時代もどんな土地でも、年頭にあたって豊年を祈願し、「今年も家族皆が元気で暮らせますように」と願いながらお粥を食べるその気持ちに差はない…天を仰いで思うこと。

◇ちょっと予備知識 → 「辛労」「辛苦」は共にとても苦しむこと。「辛労」を「心労」と書くのは誤り。
「辛労辛苦をなめる」などと使う。「辛苦辛労」ともいう。
類義語に艱難辛苦(かんなんしんく)・苦心惨憺(くしんさんたん)・
千辛万苦(せんしんばんく)・粒粒辛苦(りゅうりゅうしんく)がある。
七草粥に思うこと
もう過ぎてしまったけれど、正月7日に春の七草を入れて炊く粥。春の七草とは、芹(せり)・薺(なずな)・御形(ごぎょう)・はこべ・仏座(ほとけのざ)・菘(すずな)・蘿蔔(すずしろ)のことで、御形(ごぎょう)はハハコグサ、菘(すずな)はカブ、蘿蔔(すずしろ)はダイコンのこと。
この七草をお粥にして1月7日に食べる七草粥の習慣は、江戸時代に広まったという。七草の種類は時代や土地によって異なり、七草がもっと多くなったり、少ない場合もあったそうだ。

ところで、なぜ七草粥なのか。七草は、早春にいち早く芽吹くことから邪気を払うといわれた。そこで、無病息災を祈って七草粥を食べた。古くはまな板の上で、草をトントン叩いて刻むその回数も決められていたとか。こんな、おまじないのような食べ方も素敵だが、実はこの七草粥、とても理にかなった習慣である。
七草はいわば日本のハーブ、そのハーブを胃腸に負担がかからないお粥で食べようというのだから、正月疲れが出はじめた胃腸の回復にはちょうどよい食べものというわけ。あっさりと仕上げたお粥は、少し濃い味のおせち料理が続いたあとで、とても新鮮な味わいだ。

ちなみに、正月15日に米・粟(あわ)・稗(ひえ)・黍(きび)・麦・胡麻(ごま)・小豆(あずき)を入れて炊いた粥で、後に小豆粥となった。さらに「秋の七草」のこと。萩(はぎ)・尾花(おばな)・葛(くず)・撫子(なでしこ)・女郎花(おみなえし)・藤袴(ふじばかま)・桔梗(ききょう)のこと。

(神戸 生田神社) カメラ/EPSON R-D1s レンズ/NOKTON classic 35mm F1.4
いつの時代もどんな土地でも、年頭にあたって豊年を祈願し、「今年も家族皆が元気で暮らせますように」と願いながらお粥を食べるその気持ちに差はない…天を仰いで思うこと。

