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rrbのブログ - 2009/01のエントリ

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今京都 表看板 2009/01/31 12:00 am

もてかんばん…世間に対する表向きの名称。
◇ちょっと予備知識 → 劇場の正面に掲げる俳優または上演内容を示すかんばんのことから。
                類義語に名目(めいもく)がある。

分のおばけ
ひと昔前、節分の日に女性が男性に扮したり、お年寄りが若い娘さんの恰好をしたりして、お宮様にお詣りする風習が京都にあった。「化ける」ということから、これを「おばけ」といった。いつ頃からあった風習かはわからないが、今ではほんの一部の人々に受け継がれているだけで、ほとんどその姿を見ることができないという。



昔は節分の日に京都市左京区にある吉田神社にお詣りすると、境内は「おばけ」だらけだったらしい。実際には、幼い女の子が娘さんの恰好をしていることが多かったという。「おばけ」になるということは、悪い鬼を化かすためのカモフラージュであったり、自分と違う恰好をすることによる厄除けのためであったり、また子どもが娘さんの恰好をする場合は良縁を願うためであり、お年寄りが若い恰好をする場合は若返りのためであったり…と、それぞれ意味があった。



これは仏事や神事に関係なく、民衆の風俗として広まり、1965(昭和40)年頃までは盛んに行われていたという。いろんな姿に化け、その恰好がおかしくて楽しく笑ったりし、その「笑い」で悪いものを追い払うという意味が強かったのだろうと想像する。女性ばかりが化けるのではなく、男性が女性になることもあったし、舞妓さんが町のおかみさんの恰好をしたりと、いろんなパターンの「おばけ」をそれぞれ工夫したとも聞く。



京都独特の「おばけ」の風習、それは、まさに都人の高級な遊びのセンスが表れたものだといえる。京都人は、元来、演じること、仮装することが大変上手であり、また好きなのである。日本舞踊や謡などの芸能を習ってる方が多いのもうなずける。



関西では、節分の夜にその年の恵方(歳徳神の在する方位)に向かって目を閉じて一言も喋らず、願い事を思い浮かべながら太巻きをまるかじり(関西弁では「まるかぶり」)するのが習わしとされている。節分の「おばけ」をよく目にした頃には、巻寿司をまるかぶりするといったことはなかったと聞いたことがある。
この節分の太巻きは、商売繁盛、無病息災、願い事が叶う、その年必ず幸運が訪れる、厄落とし等の意味を持つともされる。七福神に因んで、かんぴょう、キュウリ、シイタケ、だし巻、うなぎ、でんぶ等七種類の具を入れて、福を食べるという意味合いもあるらしい。起源には色々な説があるが、その一つが大阪・船場で行われていた「丸かぶりすし」を元に広げられたと言われる。



この風習がどこからどう広まったかは定かではないが、まるかぶりするその顔が、姿が、人々の笑いを誘い、家族の絆が深まるものであるならば、現代の新しい「おばけ」といってもよいのかもしれない。
2月4日が立春だから、今年の節分は2月3日。少しいつもと違うファッションをしてみたり、少し化けてみるのもよろしいかという京都の文化のお話…今京都。 ※写真は京都の町並みで本文とは関係ないのであしからず。


 

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天を仰いで思うこと 十八番 2009/01/30 12:00 am

はこ…一番得意とする芸。また、その人がよく使う手段や方法。
◇ちょっと予備知識 → 歌舞伎の市川家が得意とする18本の台本を箱に入れて秘蔵したということから。
                類義語に御家芸(おいえげい)・得意技(とくいわざ)がある。
                対義語は不得手(ふえて)・苦手(にがて)。

の冬に思うこと
「宇宙の暗黒の中の小さな青い宝石」。アポロ15号の宇宙飛行士だったジム・アーウィン氏は月から見た地球の印象をそう語っている。(立花隆「宇宙からの帰還」中央公論新社)



アーウィン氏は、月面上で神の存在を身近に感じて、後に伝道師になる。日本の月探査衛星「かぐや」から届いた映像を見て、その気持ちが分かるような気がした。かぐやの映像は、月面上約100kmの高さから約380000kmかなたの地球を広角レンズでとらえた。世界初のハイビジョン撮影で、インターネットでも公開している。37年前の宇宙飛行士の強烈な印象そのままの美しい姿だ。



地球の養父母を深く愛しながら月に帰る宇宙人の美少女、かぐや姫のイメージは、日本の衛星にぴったりだ。中国が打ち上げた月探査衛星「嫦娥(じょうが)」は、不老不死の薬を飲んで月に上った仙女の神話が由来だという。
伝説の美女二人が頼りの日中だけでなく、米国とインドの無人機が月に向かう。欧州やロシアも交えて、これから月の資源調査などを目的にした国際的な月探査ラッシュが始まりそうだ。


(神戸 湊川神社) カメラ/EPSON R-D1s  レンズ/NOKTON classic 35mm F1.4

いつだったか、日米首脳会談で福田首相は、かぐや撮影の写真パネルをブッシュ大統領に贈り地球温暖化問題をアピールした。アーウィン氏は地球は「もろく、はかなくも見えた」とも話している。まず地球を守らないと、宇宙開発の夢もしぼみかねない。
この冬、二度ほど冬将軍が訪れたが、京都市街地に積雪らしい積雪はここ数年ない。地球が正しく呼吸するためにも地球温暖化を少しでも防止できることを心がけたい…と、天を仰いで思うこと。


 

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今京都 大立者 2009/01/29 12:00 am

おだてもの…その会社の最も力があって、重んじられる人物。
◇ちょっと予備知識 → もともとは、一座の中でも最も優れた役者のことをいった。「大立物」と書くのは誤り。
                類義語に大御所(おおごしょ)・重鎮(じゅうちん)・巨頭(きょとう)がある。
                対義語は小者(こもの)。

ため・おうつり
結婚・出産・新築などの祝い時に、いただいたお祝い金の一割を返礼としてお返しすることを、また、そのもの自体を「おため」「おうつり」という。こういった作法は京都だけに限ったものではなく、全国各地に見られる。ただし、大阪や滋賀の一部の地域を除いて、他府県ではお金を返すという風習はないと聞く。



お隣の家からおはぎ等を頂戴した時、その器に半紙を入れてお返しするといったことは、どこの地方でもあると思う。この時の半紙(和紙)のことを「おため紙」といい、「溜紙」「御溜」とも書き表す。また、この紙のことは移利(うつり)紙とも、また結婚時のものに限って夫婦(みょうと)紙・和合(わごう)紙・抱き合わせ紙とも呼ばれている。現代では、その言葉の混乱をなくすために、紙のことを「ため紙」、一割を封入するお金包みのことを「うつりの金封」と一般的にそう呼んでいる。



このような作法がいつ頃からはじまったのか定かでないが、京都からはじまったものであることだけは確かだという。京都では結婚・出産・新築などのお祝いを頂戴すれば、一帖(20枚)の半紙(おため)と共にお祝い金の一割を金封(おうつり)に封入し、その場でご持参された先様の広蓋や進物盆に入れてお渡しする。



おため紙をお渡しするということは、平たく言えば「当方にまた祝いごとがあれば、その折には今お渡しした紙に包んで次もお祝いしてくださいね」ということを表現したもので、「お宅様と当方とはこれから先も縁が切れず、おつきあいをつづけていきましょう」というそんな気持ちを半紙一帖に託している。



また、一割を封入したおうつりの金封もよく似たことで、「当方の慶びごとの縁が、オタク様にもうつりますように」といった意味が込められている。それに祝い金の一割を封入することにもまた理由がある。返礼としていただいたおうつりの金封の中身に千円札が入ってあれば、間違いなく先様に一万円のお祝いをお渡ししたという確認ができる。文章で書き表すとなんだか複雑この上もないように思われるが、京都では誰もが心得ている作法であり、日常的にごく自然になされている。



昔から京都人はバランス感覚が非常に優れていて、どちらかに片寄ることを好まない。頂戴したらすぐに返礼をすることで、お付き合いのバランスを保ってきた。「おため」「おうつり」は、先様の心を気持ちよく頂戴するために考え出されたものであり、人と人とのつながりの大事さを伝えていくためのものであるという京都の文化のお話…今京都。 ※写真は京都の町並みで本文とは関係ないのであしからず。


 

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天を仰いで思うこと 絵空事 2009/01/28 12:00 am

そらごと…実際にはありそうもないこと。きれいごと。
◇ちょっと予備知識 → 画家が想像力を働かせて、実際にはあり得ない美しいものを描くということから。絵に描いた餅。
                類義語に空事(そらごと)・夢物語(ゆめものがたり)・架空(かくう)がある。
                対義語は実在(じつざい)・実存(じつぞん)。

土料理に思うこと
いちご煮、はらこ飯、いきなりだご。さて、これは何でしょう? 分かった人は、かなりの郷土料理通だ。農林水産省が発表した「農山漁村の郷土料理百選」。一般からのインターネット投票や料理専門家らの検討も経て、全国47都道府県から2〜3品ずつを選び出している。



いちご煮はウニとアワビの吸い物(青森)。赤みが強いウニの卵巣の塊が野イチゴの果実のように見えることで名がついた。はらこ飯はシャケの身と、腹子と呼ばれるイクラの親子丼(宮城)…と、農水省のホームページに簡単な紹介が載っている。いきなりだごはサツマイモを大ざっぱに(いきなり)小麦粉の生地でくるんで蒸したまんじゅうのようなもの(熊本)とか。



京都は京漬物と賀茂なすの田楽が、滋賀は、ふなずしとカモ鍋が選ばれた。話によると、くさや(東京)のように一般には不人気だったり、神奈川のへらへら団子(あんころもちの一種)のように地元でもさほど有名でないものでも、次代に残したいと選定委員会が選び出した料理もあるそうだ。


(神戸 湊川神社) カメラ/EPSON R-D1s  レンズ/NOKTON classic 35mm F1.4

自薦他薦はほかにもあろうが、全国の農山漁村に豊かな食文化が伝わっているのは楽しい。となると食べたくなるのが人情。正月の全国都道府県対抗女子駅伝では西京極陸上競技場周辺に県人会のテントが並ぶ。郷土料理百選の入選料理もぜひ、と、注目したが、そうはいかなかないようだ。
郷土料理もよいが、母親のお味噌汁が一番かも…と、天を仰いで思うこと。


 

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今京都 有頂天 2009/01/27 12:00 am

ちょうてん…得意になって我を忘れること。大喜びすること。
◇ちょっと予備知識 → もとは仏教語で、三界の最上の天界ということから。「有頂点」と書くのは誤り。
                類義語に上機嫌(じょうきげん)・大得意(おおとくい)がある。
                対義語は消沈(しょうちん)。

宕念仏寺(おたぎねんぶつじ)
最近、頻繁に掲載している羅漢さん。うまく数時間だが時間がつくれたので行くことができた。お寺の名は愛宕念仏寺という。愛宕(あたご)と読まず、愛宕(おたぎ)と読む。



愛宕念仏寺は京都市右京区の嵯峨野にある天台宗の仏教寺院。 本尊は厄除千手観音、別名千二百羅漢の寺。愛宕山参道の山麓の入り口に位置する嵯峨野めぐりの始発点として知られる。



その歴史は、8世紀中頃、稱徳天皇により京都・東山、今の六波羅蜜寺近くに愛宕寺として創建。平安時代初めには真言宗東寺派の末寺となっていたらしい。すでに荒れ寺となっていた上に、近くを流れる鴨川の洪水で堂宇を流失。廃寺同然を、醍醐天皇の命により天台宗の千観内供(伝燈大法師)が復興した。千観が念仏を唱えていたところから名を愛宕念仏寺と改め、天台宗に属した。



この際、いったんは七堂伽藍を備え勅願寺としての体裁を整えたが、その後は興廃を繰り返し、最後は本堂、地蔵堂、仁王門を残すばかりとなった。1922(大正11)年それらを移築して現在地での復興を目指すが失敗。あまりの荒れように、1955(昭和30)年に天台宗本山から住職を命じられた西村公朝も、引き受けるのをためらったという。



それを清水寺貫主・大西良慶の「それだけ傷んでおれば、草一本むしりとっても、石一つ動かしても、おまえは復興者、復興者やといってもらえる。わしも手伝ってやるから」の激励で復興に取りかかった。



以来、仏師として全国を飛び回る傍ら、本堂、地蔵堂、仁王門などを整備した。 素人の参拝者が自ら彫って奉納する『昭和の羅漢彫り』が始まったのは、1981(昭和56)年。当初は五百体が目標だったが、10年後には1200体に達したという。さらに時は流れて、羅漢の数は1500体とも言われている。







訪問した日は先週の1月24日の土曜日。時折、雪が降る寒さだった。この日、護摩木にお願い事を書いて焚く 『息災護摩供』が行われていた。ここがお気に入りの羅漢さんのお寺、愛宕念仏寺。


(カメラ/EPSON R-D1s  レンズ/NOKTON classic 35mm F1.4)

このご婦人の、祈祷の間、凍えた手をずーっと合わせ、微動だにせず祈る姿が印象的だった…今京都。


 

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