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rrbのブログ - 2008/06/18のエントリ

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今京都 閑雲野鶴 2008/06/18 12:04 am

んうんやかく…何事にもとらわれず、のんびりと自然を楽しみながら暮らすこと。悠々と自由に暮らす境遇。
◇ちょっと予備知識 → 「閑雲」は静かに空に浮かんでいる雲。「野鶴」は野で気ままに進んでいる鶴。
                「閑雲」は「間雲」とも書く。
                類義語に閑雲孤鶴(かんうんこかく)・孤雲野鶴(こうんやかく)・琴歌酒賦(きんかしゅふ)・
                悠悠自適(ゆうゆうじてき)がある。

いの日の雨
6月は梅雨。雨が多いのは当たり前。けれどこの雨の多い月に結婚式も多い。結婚式の日が雨ならば、必ず出てくるのが、「雨降って地固まる」という言葉だろう。



この言葉は験(げん)のいいことだといわれるようになったが、本当のところは一種のなぐさめの言葉にしか過ぎないという。誰が考えてみても、お祝いの日に雨が降っていいわけはない。お宮詣りをはじめとして、結納や婚礼の日はもちろんのこと、特に荷出しの日に雨が降れば、娘のために今まで支度をしてきた親の気持ちは察するにあまりある。



どうしても陰気になり、気が滅入ってしまうものだ。人間にはどうすることもできない自然界のこと、誰もが空を見上げながら泣きたくなるのは当然のこと。
そんな時、相手の気持ちを察して「雨が降るのは地固まって験がよろしおすなぁ」と話しかける。この言葉に当事者はと゜れだけなぐさめられ、力づけられることか、はかり知れないものがあるという。



それだけではない、地が固まって験がいいだけでは終わらさず、「降り込む」「入り込む」(福が来るの意)などといった験のよい言葉をも作り出した。これも暮らしの知恵であり、京都、ひいては日本人の心根のやさしさといえる。
京都人は、単に迷信や言い伝えにこだわっているわけではない。迷信や言い伝えから心の優しさを取り出し、事を行ってきた。だからこそ全国津々浦々にまで、こんな言葉が広まったのだと思われる。



このように儀式作法とは、本来、心根の優しいものだったのだが、現在、反撥をうけているのはなぜだろう。本当の意味や心が正しく伝わらなかったためだろうか。表面上の形ばかりにとらわれて、儀式作法を一人歩きさせた責任を十分に自覚しながら、その反省の上に立ち、本当の意味、心を伝えていかねばならない。それが伝承というものだろうし、京都の心を残す大切な事柄のひとつだと確信したい。



これとよく似たことに数字の「はち」というのがある。たとえば八万円の金額をお祝いとして受け取ったとき、本来「八」という数字は陰の数であり、あまりお祝い事にはふさわしくない。しかし、頂戴した以上は仕方ない。そんな時「八は末広がりや」という言葉を使うことで、不快な心をなぐさめてきた。



この他にも人を思いやる言葉は数多くあるだろう。これらは全て暮らしの知恵であり、京都人の、ひいては日本人の心根の優しさといえる。
「雨降って地固まる」は、もともとは当事者をなぐさめるために生まれた京都人の心根の優しさがうかがわれる言い伝えだという京都の文化のお話…今京都。 ※写真は京都の町並みで本文とは関係ないのであしからず。


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