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rrbのブログ - 2008/06/28のエントリ

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今京都 鰥寡孤独 2008/06/28 12:43 am

んかこどく…身寄りのない独り者。また身寄りのない寂しい暮らし。
◇ちょっと予備知識 → 「鰥」は老いて妻のない夫、「寡」は老いて夫のない妻。
                「孤」は幼くして親のない子ども、「独」は子どものない老人のこと。
                類義語に鰥寡惸独(かんかけいどく)・天涯孤独(てんがいこどく)がある。

(つき)
小さい頃の記憶で定かではないが、大祖母は月を見ると必ず「月々に月見る月は多いけれど、月見る月はこの月の月」という歌を詠んで拝んでいた。三日月であろうと、半月であろうと、月がこうこうと輝いていれば、毎晩拝む。満月の時にはいっそう力が入り、表情も歓喜。
拝み方に特別な方法があるわけではないが、縁先から月を見上げ、手をこすり合わせてこの歌を三度詠み、最後に頭を下げて、ひとこと「あん」といっていたように記憶している。



この歌はもともと中秋の名月(陰暦の8月15日)に宮中で女官たちによって詠われたもので、歌の作者は知り得ないが、お芋に箸で穴を開け、その穴から月をのぞいてこの歌を詠むといった「しきたり」が、その昔あったようだ。



京都では、この月の宴のことを「芋名月」ともいい、お芋をお月様にお供えしたり、また、それを食べるという風習があった。また、一方、陰暦の9月13日の宴は「豆名月」と呼ばれ、豆をお供えしたり食べたりしたそうだ。



お月見といえば、必ずススキの穂が登場するが、お月見にススキを生けるのは、ススキを稲穂に見たてて、やがて来る秋のお米の豊作を祈る収穫の前祝のためでもあるといわれている。



さて、お日様(太陽)を日常的に拝むという風習は全国的に多いというが、お月様を大祖母のように日常的に拝むというのは、恐らく京都だけではないかといわれている。京都人は月に対する思い入れがとりわけ強く、古来より月を神仏とも思ってきた。



理由は、さんさんと照り輝く太陽よりも、おだやかな月に、より身近なものを感じたのかもしれない。かぐや姫を主人公にした「竹取物語」という月の物語が生まれたのにも、おそらくこんな背景があったのではないかと思う。



日本では、ほんの100年ほど前まで、月を中心とした旧暦(太陰太陽暦)を使っていた。月日という言い方そのものが「月」が「日」より上位と考えていたひとつの証だともいえる。陰陽道では、太陽が陽で男性を表し、月が陰で女性を表すといわれている。女性が月を拝むというのは自分の身体をいたわるひとつの信仰かもしれない。



京都では、今もなお、平安時代より月の名所といわれた大覚寺・大沢の池での観月の宴をはじめとして、方々で月見の宴が催されている。仕事帰りにふと見上げた夜空に輝いていたお月様がヒントの月にまつわる京都の文化のお話…今京都(写真は京都の町並みで本文とは関係ないのであしからず。)


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