rrbのブログ - 2010/02のエントリ
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今京都 めーのしょうがつ 2010/02/02 12:00 am
め―のしょうがつ
目の正月。目にとって正月になるということから、美しい物や珍しい物を見たときに喜んでいう成句。「ファッションショーに行ってメーショウガツになったわ」 新奇な珍しいものに憧れる人をメズラシモングイという。「珍しい物食い」から。「あの人はメズラシモングイやさかいきっと喜ぶやろ」 また、目を回すことをメーマカスという。「あんまり忙しいのでメーマカスわ」(『京都新聞・折々の京ことば』堀井令以知より)
かごめかごめ(童謡物語第15弾) vol.2 vol.1はここ(←クリック)
「かごめかごめ」は、わらべ歌のなかでも「子取り遊び」というものに分けられる。千葉県野田市に「かごめかごめ」の碑が建つという。ここが発祥の地だといわれている。野田市のなかでも古い神社に数えられる愛宕神社には「籠の中の鳥」の彫刻があるという。なんとその籠には、ご丁寧に破れ目までこしらえられているという。
♪ かごの中のとりはいついつでやる
なのである。

野田といえば、昔から醤油産業で栄えた町。1661(寛文元)年に醤油の営業が開始され、今も宮内庁御用達の醸造倉があるという。江戸時代、ここで作られた醤油は江戸川を船に載せ、江戸まで運ばれていった。江戸川と醤油工場は堀川で結ばれていた。水門で船の出入りは調節され、船頭たちは船で水門を通るときに、身をかがめなければならなかった。「かがむ」「かがめ」が転じて
♪ かごめかごめ
になったというのだ。この一帯では昔、かがむことを「かごむ」といい、その命令形は当然「かごめ」となる。かがむ、しゃがむことを指しているというのは、この遊び方を見てもうなずける。目隠しする鬼の子、つまり中の子はしゃがんでいる。その子を取り囲んで他の子が周りを回って遊ぶではないか。
♪ かごめかごめ
は「座れ座れ」と解釈できる。

昔から子どもというのは特有の霊感を持っているとされていた。今でも赤ん坊が隣ですやすや寝ていると思って、ちょっと布団から抜け出ようとすると急に泣き出したりするなどは、なんとなく霊感のにおいを感じさせる…今京都。(続く) ※写真と本文は関係ないのであしからず。

目の正月。目にとって正月になるということから、美しい物や珍しい物を見たときに喜んでいう成句。「ファッションショーに行ってメーショウガツになったわ」 新奇な珍しいものに憧れる人をメズラシモングイという。「珍しい物食い」から。「あの人はメズラシモングイやさかいきっと喜ぶやろ」 また、目を回すことをメーマカスという。「あんまり忙しいのでメーマカスわ」(『京都新聞・折々の京ことば』堀井令以知より)
かごめかごめ(童謡物語第15弾) vol.2 vol.1はここ(←クリック)
「かごめかごめ」は、わらべ歌のなかでも「子取り遊び」というものに分けられる。千葉県野田市に「かごめかごめ」の碑が建つという。ここが発祥の地だといわれている。野田市のなかでも古い神社に数えられる愛宕神社には「籠の中の鳥」の彫刻があるという。なんとその籠には、ご丁寧に破れ目までこしらえられているという。
♪ かごの中のとりはいついつでやる
なのである。

野田といえば、昔から醤油産業で栄えた町。1661(寛文元)年に醤油の営業が開始され、今も宮内庁御用達の醸造倉があるという。江戸時代、ここで作られた醤油は江戸川を船に載せ、江戸まで運ばれていった。江戸川と醤油工場は堀川で結ばれていた。水門で船の出入りは調節され、船頭たちは船で水門を通るときに、身をかがめなければならなかった。「かがむ」「かがめ」が転じて
♪ かごめかごめ
になったというのだ。この一帯では昔、かがむことを「かごむ」といい、その命令形は当然「かごめ」となる。かがむ、しゃがむことを指しているというのは、この遊び方を見てもうなずける。目隠しする鬼の子、つまり中の子はしゃがんでいる。その子を取り囲んで他の子が周りを回って遊ぶではないか。
♪ かごめかごめ
は「座れ座れ」と解釈できる。

昔から子どもというのは特有の霊感を持っているとされていた。今でも赤ん坊が隣ですやすや寝ていると思って、ちょっと布団から抜け出ようとすると急に泣き出したりするなどは、なんとなく霊感のにおいを感じさせる…今京都。(続く) ※写真と本文は関係ないのであしからず。


このエントリーの情報
今京都 ふゆとし 2010/02/01 12:00 am
ふゆとし
旧年。「フユトシはいろいろお世話になりまして、本年もあい変わりませず」とあいさつする。「冬年」の意味。旧暦では10月から12月までを冬としたので、新春1月になると旧冬のことをフユトシといった。フルトシとも。古くなった年の意。ツユトシも旧年の意味で「ツユトシは格別のご厚情にあずかりまして」とあいさつする。ツイ(終)の年か。ツイは最後のことで終わった年の意味。(『京都新聞・折々の京ことば』堀井令以知より)
如月、きさらぎ。今日から2月だ。「如月」は別に「衣更着(きぬさらぎ)」と表す。寒さが増す2月だから、着物を更に重ね着するという解釈は間違い。「生更ぎ」の意で、草木の更生することをいう。暦上は「春半ば」。草木も春に向かって芽を出してくる頃合だということか。
かごめかごめ(童謡物語第15弾) vol.1
童謡物語第15弾は「かごめかごめ」。行きつけのお店で出会った方々とお酒の会をつくっている。幹事を持ちまわしして月に一度、開催。随分以前であるが、その席上で「かもめかもめ」の論議となった。そこで調べてみたくなった。

「かごめかごめ」(わらべ歌)
かごめ かごめ
かごの中のとりは
いついつ 出やる
夜明けの ばんに
つるとかめと すべった
うしろのしょうめん だーれ
わらべ歌には、訳のわからない言葉が本当によくならぶ。この「かごめかごめ」はその典型ともいえる。まずこの「かごめ」って何?というのが気になる。「夜明けのばん」っていうのもピンとこない。慶事のトレードマークの鶴と亀がすべるのも腑に落ちない。揚げ句の果てに
♪ うしろのしょうめんだーれ
「うしろのしょうめん」ってどこ? 謎だらけの「かごめかごめ」、調べていけばいくほど色々な説にぶち当たる。

言葉の意味とこの歌に隠されているものは一体何?…今京都。(続く) ※写真と本文は関係ないのであしからず。

旧年。「フユトシはいろいろお世話になりまして、本年もあい変わりませず」とあいさつする。「冬年」の意味。旧暦では10月から12月までを冬としたので、新春1月になると旧冬のことをフユトシといった。フルトシとも。古くなった年の意。ツユトシも旧年の意味で「ツユトシは格別のご厚情にあずかりまして」とあいさつする。ツイ(終)の年か。ツイは最後のことで終わった年の意味。(『京都新聞・折々の京ことば』堀井令以知より)
如月、きさらぎ。今日から2月だ。「如月」は別に「衣更着(きぬさらぎ)」と表す。寒さが増す2月だから、着物を更に重ね着するという解釈は間違い。「生更ぎ」の意で、草木の更生することをいう。暦上は「春半ば」。草木も春に向かって芽を出してくる頃合だということか。
かごめかごめ(童謡物語第15弾) vol.1
童謡物語第15弾は「かごめかごめ」。行きつけのお店で出会った方々とお酒の会をつくっている。幹事を持ちまわしして月に一度、開催。随分以前であるが、その席上で「かもめかもめ」の論議となった。そこで調べてみたくなった。

「かごめかごめ」(わらべ歌)
かごめ かごめ
かごの中のとりは
いついつ 出やる
夜明けの ばんに
つるとかめと すべった
うしろのしょうめん だーれ
わらべ歌には、訳のわからない言葉が本当によくならぶ。この「かごめかごめ」はその典型ともいえる。まずこの「かごめ」って何?というのが気になる。「夜明けのばん」っていうのもピンとこない。慶事のトレードマークの鶴と亀がすべるのも腑に落ちない。揚げ句の果てに
♪ うしろのしょうめんだーれ
「うしろのしょうめん」ってどこ? 謎だらけの「かごめかごめ」、調べていけばいくほど色々な説にぶち当たる。

言葉の意味とこの歌に隠されているものは一体何?…今京都。(続く) ※写真と本文は関係ないのであしからず。

