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rrbのブログ - 2008/05/22のエントリ

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今京都画竜点睛 2008/05/22 12:05 am

がりょうてんせい…重要な最後の仕上げ。肝心なところ。また、わずかに手を加えて全体を引き立てること。
◇ちょっと予備知識　→　「睛」はひとみ。「天晴」と書くのは誤り。
　　　　　　　　　　　　　　　　中国の絵の名手が竜を描き、最後に睛を描き入れたとたんに、天に飛び去ったという
　　　　　　　　　　　　　　　　故事から。
　　　　　　　　　　　　　　　　「画竜点睛を欠く」で肝心なところが欠けていることにいう。
　　　　　　　　　　　　　　　　類義語に点睛開眼(てんせいかいがん)がある。

北野天満宮(京都)　vol.7　vol.6はここ(←ｸﾘｯｸ) 　　○付番号は配置図参照(←ｸﾘｯｸ)
次のネタは、結構有名なお話なのでご存知かも知れないが…。
京都北野天満宮には昔から伝わる七不思議の史蹟がある。この七不思議とは、霊異的あるいは不可解な現象や奇跡の起きる事物をいうのではなく、神秘的で信仰の対象となっている箇所のことである。それらを紹介。

(1)⑯影向松(ようこうのまつ)
表参道の一ノ鳥居(大鳥居)をくぐってすぐ右手に、石の玉垣をめぐらせた一本の松がある。

毎年三冬(初冬より節分まで)の間に初雪が降ると、天神さまが降臨され雪見の歌を詠まれるという伝説があり、その時は硯・筆・墨をとりそろえてお供えし初雪祭を行う。

菅原道真公は天台座主尊意より仏舎利を伝播し、常に襟に掛けて護持されていたが初雪の降った日にこの掛舎利が大宰府より飛来してこの枝にかかったと伝えられ、以後この松を「影向松」と呼ぶようになった。

(2)筋違いの社殿(本殿)
配置図を見ていただくと解りやすいが、⑬楼門(南門)をくぐった正面には②地主社があり、菅公を祀る③社殿(本殿)はやや西よりに位置している。

(本来はこの正面に社殿が見えなければならない)

この神社は北野天満宮御鎮座以前の836(承和3)年に祭られており、947(天暦元)年6月9日天満宮創祀の際、②地主社の正面を避けて建てられたためである。

(3)星欠けの⑥三光門
御本殿前の中門は、日・月・星の彫刻があるために⑥三光門と呼ばれるが、一説にこの彫刻は、「日と月と三日月はあるが星はない」といわれる。

これは平安京造営当初の大内裏が千本丸太町にあったため、旧大極殿が天満宮の南方位に位置し、帝が北野天満宮を遥拝(離れた所から神様を拝むこと)される際に、この三光門の真上に北極星が瞬いていたので星は刻まれていないのだと伝えられることによる。

今日はここまで…今京都。(続く)

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