rrbのブログ - 2016/01/26のエントリ
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おやかまっさん チョー(超)の大和言葉 2016/01/26 12:00 am
「町で□□さんを見かけたけど、チョーいけてた」「このお菓子、チョーおいしい」 老若男女を問わず口にする「チョー(超)」。人や作品などを評価する言葉に、ごく短い接頭語「チョー」をつけるだけで、その言葉の意味する程度を「超える」ことを表現できるのだから、とても便利な言い方である。しかし、あまりに頻繁に使われているため、本当に「超えているのか」がマヒし、聞く人の心に響いている印象がない。この「チョー」は大和言葉ではどうなるか、というのがきょうの掲載。
一番のおすすめは「このうえなく」である。人や作品などを評価する際に、「このうえなく素敵だった」「このうえなくおいしい」という使い方である。漢語では「最高に」「最上に」となるが、響きとしては「このうえなく」に勝るものはない。しかし、大和言葉の使い方にも注意が必要だ。それは、「使いすぎないこと」だ。使えばきれいで独特の印象を与える効果がある大和言葉だが、続けて使ってしまうと、むしろ鼻につく。続けて使ってしまいそうなときは、一度だけにして、その後は、「とても」とか「非常に」といった当たり前の言葉で我慢することも大切なことだ。
さて、高い評価に関する「チョー」は、ほぼ100%「このうえなく」に言い換えることができる。しかし、「心を打たれた」「感激した」と言いたいときは、「このうえなく」よりも優雅で適した言い方がある。それは「いたく」である。「いたく」は漢字で表すと「痛く」である。つまり、痛みを感じるほど強く心を打たれた、ということである。「いたく」は、ちょっと古めかしい言葉であるが、その分、効果も大きい。
もう一つ、「チョー」に代わる言葉がある。「懐かしむ」「愛する」という語の前に、その度合いを強調する言葉をつけたいときは、「このうえなく」よりも「こよなく」が似合う。「ふるさとをこよなく懐かしむ」「家族をこよなく愛している」といった使い方だ。
現代の言葉づかいで多用されている「チョー」は、「このうえなく」「いたく」「こよなく」という大和言葉で表現できる…ということで、どうも、おやかまっさんどした。

一番のおすすめは「このうえなく」である。人や作品などを評価する際に、「このうえなく素敵だった」「このうえなくおいしい」という使い方である。漢語では「最高に」「最上に」となるが、響きとしては「このうえなく」に勝るものはない。しかし、大和言葉の使い方にも注意が必要だ。それは、「使いすぎないこと」だ。使えばきれいで独特の印象を与える効果がある大和言葉だが、続けて使ってしまうと、むしろ鼻につく。続けて使ってしまいそうなときは、一度だけにして、その後は、「とても」とか「非常に」といった当たり前の言葉で我慢することも大切なことだ。
さて、高い評価に関する「チョー」は、ほぼ100%「このうえなく」に言い換えることができる。しかし、「心を打たれた」「感激した」と言いたいときは、「このうえなく」よりも優雅で適した言い方がある。それは「いたく」である。「いたく」は漢字で表すと「痛く」である。つまり、痛みを感じるほど強く心を打たれた、ということである。「いたく」は、ちょっと古めかしい言葉であるが、その分、効果も大きい。
もう一つ、「チョー」に代わる言葉がある。「懐かしむ」「愛する」という語の前に、その度合いを強調する言葉をつけたいときは、「このうえなく」よりも「こよなく」が似合う。「ふるさとをこよなく懐かしむ」「家族をこよなく愛している」といった使い方だ。
現代の言葉づかいで多用されている「チョー」は、「このうえなく」「いたく」「こよなく」という大和言葉で表現できる…ということで、どうも、おやかまっさんどした。

超と蝶をかけたの? それにしても大和言葉、シリーズ化しそうな空気があるねぇ〜