rrbのブログ - 2008/02/13のエントリ
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今京都 輪廻転生 2008/02/13 12:06 am
りんねてんしょう…霊魂がさまざまな肉体に生まれ変わり、この世を巡り続けるということ。
◇ちょっと予備知識 → 仏教語。すべての魂は、車輪が巡るように三界六道の迷いの世界で生き死にを繰り返す
ということ。
類義語に三界流転(さんがいるてん)・流転輪廻(るてんりんね)・
六道輪廻(ろくどうりんね)がある。
更雀寺(きょうしゃくじ) 雀塚 vol.1
岩倉から鞍馬に向かう道筋に立つ更雀寺。その山門をくぐると境内に小ぶりの五輪塔が静かにまつられている。平安中期の歌人藤原実方(ふじわらさねかた)ゆかりの「雀塚(すずめづか)」。こんな身近に被写体テーマのスズメに関する塚があったとは…。

東北に没した実方が、死後、雀に姿を変えて都に戻ってきたという伝承が残り、同寺では「実方化雀塔(さるかたけじゃくとう)」と伝わる。

藤原実方は、小倉百人一首「かくとだに えやはいぶきの さしも草 さしも知らじな 燃ゆる思ひを」の歌で知られる中古三十六歌仙の一人。

995年、天皇の面前で藤原行成と歌について口論となり、怒りのあまり持っていた笏(しゃく)で行成の冠を打ち落とした。行成は取り乱さず、事を荒立てなかったが、天皇は実方を奥州・陸奥守に左遷する。3年後、実方は道祖神の前を馬に乗ったまま通って落馬し亡くなった。

ある日、藤原家の学舎(まなびや)である勧学院の住職観智上人の夢枕に一匹の雀が現れた。そして「我は実方なり。身は陸奥に没したが、魂は雀となって、都に戻ってきた。朝は台盤に遊び飯をついばみ、夕方には林の中で翼を休める。勧学院は藤原家の学校で、往時をしのんで止宿する。我がために誦経(ずきょう)せよ」と告げた。

翌朝、上人が境内の林の中を見ると、一匹の雀が死んでいた。上人は、実方の変わり果てた姿と塚を築き、その霊をなぐさめたという…今京都。(続く)
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東北に没した実方が、死後、雀に姿を変えて都に戻ってきたという伝承が残り、同寺では「実方化雀塔(さるかたけじゃくとう)」と伝わる。

藤原実方は、小倉百人一首「かくとだに えやはいぶきの さしも草 さしも知らじな 燃ゆる思ひを」の歌で知られる中古三十六歌仙の一人。

995年、天皇の面前で藤原行成と歌について口論となり、怒りのあまり持っていた笏(しゃく)で行成の冠を打ち落とした。行成は取り乱さず、事を荒立てなかったが、天皇は実方を奥州・陸奥守に左遷する。3年後、実方は道祖神の前を馬に乗ったまま通って落馬し亡くなった。

ある日、藤原家の学舎(まなびや)である勧学院の住職観智上人の夢枕に一匹の雀が現れた。そして「我は実方なり。身は陸奥に没したが、魂は雀となって、都に戻ってきた。朝は台盤に遊び飯をついばみ、夕方には林の中で翼を休める。勧学院は藤原家の学校で、往時をしのんで止宿する。我がために誦経(ずきょう)せよ」と告げた。

翌朝、上人が境内の林の中を見ると、一匹の雀が死んでいた。上人は、実方の変わり果てた姿と塚を築き、その霊をなぐさめたという…今京都。(続く)
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