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「通り・筋」と「路地」と「図子・辻子」(1/2)2017/11/01 12:00 am
京都では「通り名」がついていない道は全て「路地」になる。車が通れるくらい広くたって「通り名」がついていない道は「路地」。このことは以前に掲載したが、新たに取り上げる。
では「通り名」がつく条件は何か。それは「抜けている」こと。旧市街の四方の外周道路間を抜けていることである。ひとつの例でいうと、西の外周道路から東の外周道路まで抜けている道が「通り」となる。北と南とでも条件は同じ。それが基本となり、途中で切れている道は「路地」になる。
時代が流れ区画整理などで道が途中で寸断されているものや、曲げられて違う「通り」に接続されているものもあるが、原則は平安京の町並みでつくられたままだ。
路地のことを京都では「ろうじ」と呼ぶ。「ろうじ」以外にも「ろじ」という呼び方も使う。使い分けは、縦横の「通り」に囲まれた洛中の四角いマス目を、次の通りまで真っ直ぐに抜けている場合は「ろじ」、奥で行き止まりになるような場合は「ろうじ」である。
さらに呼び方で存在しているのが「筋(すじ)」。こちらは「ろじ」がさらに次の四角いマス目まで続いてのびている場合で、「通り」に近いものだ。
さて、「通り」「筋」「路地」以外に存在する呼び名がある。「図子(ずし)」である。図子は、町のマス目のなかで、ひとマスの中だけに自然発生的にできた通路のことをいう。折れ曲がっていたり、袋小路になっていたり、斜めになっていたりする。「図子」は「辻子(ずし)」とも表記される。意味からすれば「辻子」のほうがわかりやすい。辻のようで辻までいかない「辻の子ども」ということで「辻子」。「ろじ」や「ろうじ」には呼び名はないが、図子・辻子には、その土地に密着したユニークな名前がついている。現地に行っても標識はなく、地元の人だけが口伝で呼んでいる。字も図子を使ったり、辻子を使ったり色々である。
愛用の『京都大事典』では「辻子」の字が見出しであり、「図子とも書く」と記載されている。そんな図子・辻子を調べてみた。インターネットで検索して、丁寧に地図まででてくるのは上京区だけである。それらを頼りに、今後、取り上げていく予定…という今京都。



《京都・路地》
では「通り名」がつく条件は何か。それは「抜けている」こと。旧市街の四方の外周道路間を抜けていることである。ひとつの例でいうと、西の外周道路から東の外周道路まで抜けている道が「通り」となる。北と南とでも条件は同じ。それが基本となり、途中で切れている道は「路地」になる。
時代が流れ区画整理などで道が途中で寸断されているものや、曲げられて違う「通り」に接続されているものもあるが、原則は平安京の町並みでつくられたままだ。
路地のことを京都では「ろうじ」と呼ぶ。「ろうじ」以外にも「ろじ」という呼び方も使う。使い分けは、縦横の「通り」に囲まれた洛中の四角いマス目を、次の通りまで真っ直ぐに抜けている場合は「ろじ」、奥で行き止まりになるような場合は「ろうじ」である。
さらに呼び方で存在しているのが「筋(すじ)」。こちらは「ろじ」がさらに次の四角いマス目まで続いてのびている場合で、「通り」に近いものだ。
さて、「通り」「筋」「路地」以外に存在する呼び名がある。「図子(ずし)」である。図子は、町のマス目のなかで、ひとマスの中だけに自然発生的にできた通路のことをいう。折れ曲がっていたり、袋小路になっていたり、斜めになっていたりする。「図子」は「辻子(ずし)」とも表記される。意味からすれば「辻子」のほうがわかりやすい。辻のようで辻までいかない「辻の子ども」ということで「辻子」。「ろじ」や「ろうじ」には呼び名はないが、図子・辻子には、その土地に密着したユニークな名前がついている。現地に行っても標識はなく、地元の人だけが口伝で呼んでいる。字も図子を使ったり、辻子を使ったり色々である。
愛用の『京都大事典』では「辻子」の字が見出しであり、「図子とも書く」と記載されている。そんな図子・辻子を調べてみた。インターネットで検索して、丁寧に地図まででてくるのは上京区だけである。それらを頼りに、今後、取り上げていく予定…という今京都。



《京都・路地》
路地が町並みとしてはいい雰囲気をだしているよね
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