rrbのブログ - 2010/04のエントリ
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今京都 じゅーめんをつくる 2010/04/15 12:00 am
じゅーめんをつくる
渋い顔をする。泣きべそをかく。「うっとうしいなあ、ジューメンツクッテどないしたんや」 ジューメンは渋面(しぶつら)を音読したもの。『俚言集覧』には「小児の泣かんとするときの面つきを、べそを作るといふも是なり。俗に土面を作るといふ類なり」とある。ベソは「べし口」からで、能面の大圧面(だいべしみ)は天狗に用いる面のこと。その面は口をへの字につぐみ、子どもの泣き顔に似ている。(『京都新聞・折々の京ことば』堀井令以知より)
嵐電沿線
暖かくなったと思ったら、またまた寒い。体調管理がとても大変。早く安定した気候になって欲しい…今京都。
渋い顔をする。泣きべそをかく。「うっとうしいなあ、ジューメンツクッテどないしたんや」 ジューメンは渋面(しぶつら)を音読したもの。『俚言集覧』には「小児の泣かんとするときの面つきを、べそを作るといふも是なり。俗に土面を作るといふ類なり」とある。ベソは「べし口」からで、能面の大圧面(だいべしみ)は天狗に用いる面のこと。その面は口をへの字につぐみ、子どもの泣き顔に似ている。(『京都新聞・折々の京ことば』堀井令以知より)
嵐電沿線
暖かくなったと思ったら、またまた寒い。体調管理がとても大変。早く安定した気候になって欲しい…今京都。
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今京都 しまいくち 2010/04/14 12:00 am
しまいくち
終わりごろ。終了間際。「バザーのシマイクチに、もういっぺんおこしやす」 夕食の後始末もシマイという。「シマイもうすんだか」 シマイゴトとも。シマウは終了するのほか、片付けるの意味でも使用。「えらい散らかしてちゃんとシモテや」「しまい弘法」は12月21日の弘法大師の縁日で東寺には参詣人が多く、露店が立ち並ぶ。「しまい弘法と初天神は欠かさずお参りします」(『京都新聞・折々の京ことば』堀井令以知より)
嵐電沿線
四月からの新しい環境になってからようよう二週間。そろそろマイペースをつかまないと…と思いつつも、なんともしがたいところがある。まぁ、焦ることなくゆるやかに、ゆるやかに…今京都
終わりごろ。終了間際。「バザーのシマイクチに、もういっぺんおこしやす」 夕食の後始末もシマイという。「シマイもうすんだか」 シマイゴトとも。シマウは終了するのほか、片付けるの意味でも使用。「えらい散らかしてちゃんとシモテや」「しまい弘法」は12月21日の弘法大師の縁日で東寺には参詣人が多く、露店が立ち並ぶ。「しまい弘法と初天神は欠かさずお参りします」(『京都新聞・折々の京ことば』堀井令以知より)
嵐電沿線
四月からの新しい環境になってからようよう二週間。そろそろマイペースをつかまないと…と思いつつも、なんともしがたいところがある。まぁ、焦ることなくゆるやかに、ゆるやかに…今京都
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今京都 べかこ 2010/04/13 12:00 am
べかこ
あかんべ。拒否の気持ちをあらわしたり、からかうときに、下まぶたを指で引き下げ赤い部分を見せるしぐさ。「目赤く」から。上方落語に「べかこ」がある。殿様から姫を慰めるのに召し出された落語家が狩野永徳の描く鶏の絵のある部屋で休んでいると腰元がのぞくのでベカコをしたところ大騒ぎになる。翌朝、鶏が鳴くまでと縛られるが、名画の鶏が抜け出してベカコーと鳴いた話。(『京都新聞・折々の京ことば』堀井令以知より)
嵐電沿線
先日、朝の番組で嵐電の嵐山駅が取り上げられていた。チラッと見ただけなので、詳しくはわからないが、駅ホームで立ち飲みビアをしているとのことだ。電車を降りて改札を出るまで、改札を入って電車に乗るまでのところで開催しているというから驚きである。改札を出たところであれば、なくもない企画であろうが、電車を降りたホームというのは画期的かもしれない。そろそろカメラをもってのお出かけをしたいものだ…今京都。
あかんべ。拒否の気持ちをあらわしたり、からかうときに、下まぶたを指で引き下げ赤い部分を見せるしぐさ。「目赤く」から。上方落語に「べかこ」がある。殿様から姫を慰めるのに召し出された落語家が狩野永徳の描く鶏の絵のある部屋で休んでいると腰元がのぞくのでベカコをしたところ大騒ぎになる。翌朝、鶏が鳴くまでと縛られるが、名画の鶏が抜け出してベカコーと鳴いた話。(『京都新聞・折々の京ことば』堀井令以知より)
嵐電沿線
先日、朝の番組で嵐電の嵐山駅が取り上げられていた。チラッと見ただけなので、詳しくはわからないが、駅ホームで立ち飲みビアをしているとのことだ。電車を降りて改札を出るまで、改札を入って電車に乗るまでのところで開催しているというから驚きである。改札を出たところであれば、なくもない企画であろうが、電車を降りたホームというのは画期的かもしれない。そろそろカメラをもってのお出かけをしたいものだ…今京都。
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今京都 あらしゃる 2010/04/12 12:00 am
あらしゃる
ございます。御所ことばで多用。「おひなさんがアラシャル」「宮さん(宮様)はお歌のお稽古がアラシャッタことでしょう」 京都尼門跡で現在も用いる。「ご満足さんのおことでアラシャイましょう(ご満足なさったことでございましょう)」「京都のこともよう(よく)ご記憶でアラシャリました」のようにいう。マシャルも御所ことば。「おするすると済みマシャリました(お済ませになりました)」(『京都新聞・折々の京ことば』堀井令以知より)
嵐電沿線
ございます。御所ことばで多用。「おひなさんがアラシャル」「宮さん(宮様)はお歌のお稽古がアラシャッタことでしょう」 京都尼門跡で現在も用いる。「ご満足さんのおことでアラシャイましょう(ご満足なさったことでございましょう)」「京都のこともよう(よく)ご記憶でアラシャリました」のようにいう。マシャルも御所ことば。「おするすると済みマシャリました(お済ませになりました)」(『京都新聞・折々の京ことば』堀井令以知より)
嵐電沿線
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おやかまっさん かする 2010/04/11 12:00 am
かする
残りなく取る。鍋や釜の底まで付いた飯粒を掠(かす)り取る。「この子は焦げご飯が好きやし、カスってまで食べる」「カスって食べんともったいない」 カは接頭語で、スルは「擦る」から。飯粒はママツボと言った。ママツボを捏ねて糊として使った。別に、米を研ぐ、米を洗うはカス(淅す・浸す)。「オコワ(赤飯)炊くのやったら、ちょっとはやめにお米カシとかなあきまへんな」(『京都新聞・折々の京ことば』堀井令以知より)
地蔵物語(303)と羅漢
残りなく取る。鍋や釜の底まで付いた飯粒を掠(かす)り取る。「この子は焦げご飯が好きやし、カスってまで食べる」「カスって食べんともったいない」 カは接頭語で、スルは「擦る」から。飯粒はママツボと言った。ママツボを捏ねて糊として使った。別に、米を研ぐ、米を洗うはカス(淅す・浸す)。「オコワ(赤飯)炊くのやったら、ちょっとはやめにお米カシとかなあきまへんな」(『京都新聞・折々の京ことば』堀井令以知より)
地蔵物語(303)と羅漢