rrbのブログ - 2008/10/31のエントリ
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一世一代2008/10/31 12:00 am
いっせいちだい…一生のうちでただ一度。ふだんとは異なる大きなことをするときに使う。
◇ちょっと予備知識 → 役者などが引退するときに、最後の舞台で得意の芸を披露して引け際を飾ったことから。
「一世」は「いっせい」とも読む。
類義語に一世一度(いっせいちど)がある。
対義語は日常茶飯(にちじょうさはん)。
貴船 vol.4 vol.3はここ
しかし、緑深い谷沿いにある貴船神社には、鎮座にかかわる伝承が訓話の形で残っている。
太古。貴船山中腹の鏡岩に貴船大神が降臨した。付き添いは鬼面の牛鬼こと仏国童子である。ところが口が軽く神界の秘事を広める童子の振る舞いに怒った大神が、童子の舌を八つ裂きにした、というのだ。
この話は、社家である舌家の縁起として神社に伝わっているという。
舌は、よく使えば理を弁じ、和を結ぶ。しかし悪用すれば、秘密を漏らし、災いをもたらす。まさに、口は災いの元だ。
祖先の業を忘れないために「舌」という名字をつけたというのである。
筆頭社家であった舌家は、神社の多くの出来事にかかわった。中でも江戸時代、上賀茂神社との争議で活躍した舌左司馬は特記される人物だという。
貴船神社は、平安時代に上賀茂神社の摂社になった。江戸時代、独立のため貴船神社は訴訟を起こす。神社の由来など古典に博覧強記である左司馬は、上賀茂神社の神官を次々に論破した。まさに「理を弁ず」舌家の面目躍如であろう。舌家は今も貴船に残るという…今京都。(続く)
◇ちょっと予備知識 → 役者などが引退するときに、最後の舞台で得意の芸を披露して引け際を飾ったことから。
「一世」は「いっせい」とも読む。
類義語に一世一度(いっせいちど)がある。
対義語は日常茶飯(にちじょうさはん)。
貴船 vol.4 vol.3はここ
しかし、緑深い谷沿いにある貴船神社には、鎮座にかかわる伝承が訓話の形で残っている。
太古。貴船山中腹の鏡岩に貴船大神が降臨した。付き添いは鬼面の牛鬼こと仏国童子である。ところが口が軽く神界の秘事を広める童子の振る舞いに怒った大神が、童子の舌を八つ裂きにした、というのだ。
この話は、社家である舌家の縁起として神社に伝わっているという。
舌は、よく使えば理を弁じ、和を結ぶ。しかし悪用すれば、秘密を漏らし、災いをもたらす。まさに、口は災いの元だ。
祖先の業を忘れないために「舌」という名字をつけたというのである。
筆頭社家であった舌家は、神社の多くの出来事にかかわった。中でも江戸時代、上賀茂神社との争議で活躍した舌左司馬は特記される人物だという。
貴船神社は、平安時代に上賀茂神社の摂社になった。江戸時代、独立のため貴船神社は訴訟を起こす。神社の由来など古典に博覧強記である左司馬は、上賀茂神社の神官を次々に論破した。まさに「理を弁ず」舌家の面目躍如であろう。舌家は今も貴船に残るという…今京都。(続く)
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