rrbのブログ - 今京都のエントリ
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俎上之肉2008/02/21 12:11 am
そじょうのにく…運命を他人に握られていて、自分ではどうしようもないこと。また、そのような状態。
◇ちょっと予備知識 → 「俎上」は、まな板の上。まな板に置かれて後はただ料理されるのを待つ魚の状態から。
類義語に俎上之魚(そじょうのうお)・俎上之鯉(そじょうのこい)・
釜中之魚(ふちゅうのうお)がある。
御髪神社(みかみじんじゃ) vol.3(最終回) vol.2はここ(←クリック)
「髪」にまつわるお話の続き。

春の星座の「しし座」と「うしかい座」のちょうど中間あたりのほとんど天頂(真上)付近に、小さな星々がYの字を逆さにしたように並んでいるのが目につく。(街明かりの多いところでは、双眼鏡が必要かも…。)

この星の群れはMel(メロット)111と呼ばれ、「おうし座」のヒアデス星団についで地球に近い260光年のところにある散開星団。この星の群れを昔の人は髪の毛に見立てたという。

「かみのけ座」は、古くは「ベレニケのかみのけ座」と呼ばれていた。ベレニケは紀元前3世紀ごろのエジプトの王妃で、琥珀色の美しい髪の毛の持ち主。

ベレニケは戦地へ赴く夫の戦勝を祈願し、その見返りとして髪の毛を神殿に捧げることを誓う。

ペレニケの祈りが通じ、王は無事に戻ってくる。髪を切ってしまった妻を見て、王は悲しむが、その心遣いにとても感動。この髪の毛が大神ゼウスによって星座に加えられたとされているギリシャ神話。
そして最後には安珍清姫で有名な和歌山県道成寺の「髪長姫の伝説」(道成寺縁起 宮子姫髪長譚)のお話。
早鷹と渚という九海士の浦の漁村の夫婦の間に生まれた宮という女の子は成長しても頭髪に恵まれない。

ある日、母親が海の底から観音様を捨い上げ、「願」をかけると髪が生え美しく長い黒髪になった。「髪は観音様からの賜りもの、粗末にしてはならない」と抜けた髪さえ捨てたりせず木の枝にかけていた。

この黒髪を燕がくわえ、奈良の都へ飛んで行き、藤原不比等の屋敷に巣を造る。巣を見つけた衛士たちが取り除こうとすると、偶然にも右大臣の藤原不比等が参内してくる。

長さ七尺あまりもある女の美しい黒髪を見て、不比等はこの持ち主を宮仕えさせようと考え、宮を探し出し養女に迎える。

宮は名を宮子姫之命と改め、時の文武天皇のお妃となり、宮子姫が産んだお子が聖武天皇というお話。

髪にまつわるお話はその他にもたくさんあると思う。しかし、少し疲れちゃった。
これ以上調べる気力も失せたので、この辺でお開き(←クリック)にしよう…今京都。
写真サイトで仲良くしていただいている方の可愛いネコちゃんが急逝したということです。
とても可愛いネコちゃん(←クリック)でした。心よりご冥福をお祈りいたします。
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「かみのけ座」は、古くは「ベレニケのかみのけ座」と呼ばれていた。ベレニケは紀元前3世紀ごろのエジプトの王妃で、琥珀色の美しい髪の毛の持ち主。

ベレニケは戦地へ赴く夫の戦勝を祈願し、その見返りとして髪の毛を神殿に捧げることを誓う。

ペレニケの祈りが通じ、王は無事に戻ってくる。髪を切ってしまった妻を見て、王は悲しむが、その心遣いにとても感動。この髪の毛が大神ゼウスによって星座に加えられたとされているギリシャ神話。
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早鷹と渚という九海士の浦の漁村の夫婦の間に生まれた宮という女の子は成長しても頭髪に恵まれない。

ある日、母親が海の底から観音様を捨い上げ、「願」をかけると髪が生え美しく長い黒髪になった。「髪は観音様からの賜りもの、粗末にしてはならない」と抜けた髪さえ捨てたりせず木の枝にかけていた。

この黒髪を燕がくわえ、奈良の都へ飛んで行き、藤原不比等の屋敷に巣を造る。巣を見つけた衛士たちが取り除こうとすると、偶然にも右大臣の藤原不比等が参内してくる。

長さ七尺あまりもある女の美しい黒髪を見て、不比等はこの持ち主を宮仕えさせようと考え、宮を探し出し養女に迎える。

宮は名を宮子姫之命と改め、時の文武天皇のお妃となり、宮子姫が産んだお子が聖武天皇というお話。

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