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今京都 崇道神社(3/3) 2018/10/04 12:00 am
この日、他に参拝者がいなかったのは、写真のような状況だったからかもしれない。9月4日の台風21号の影響による倒木である。風向きに反して本殿に向かって倒れなかったのは早良親王のパワーによるものだと私は勝手に解釈している。本殿に向かって手を合わせて願う。「あなたのそのパワーを少しください」と。けれど私は人を祟ったりしない…と思う。
さて、藤森神社や上御霊神社にも崇道天皇が祀られているが、崇道天皇のみを祭神としているのは、この崇道神社だけ…という今京都。




さて、藤森神社や上御霊神社にも崇道天皇が祀られているが、崇道天皇のみを祭神としているのは、この崇道神社だけ…という今京都。




風向きは本殿に向かっての風だったよね。恐るべし早良親王!
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今京都 崇道神社(2/3) 2018/10/03 12:00 am
その日、私以外に参拝者はいなかった。おかげで、とてもゆっくり拝観できた。自然や緑に囲まれており、四季折々美しい彩りを楽しむことができそうだ。本殿は一間社流造という珍しい造り。本殿の前には立砂があり、絵になる。
境内には、小野神社・伊多太神社・出雲高野神社などの末社や、打たせ滝などもあり見所が多いが、それらの画像はまたの機会に。崇道神社は、崇導神社と表記することもある…という今京都。


境内には、小野神社・伊多太神社・出雲高野神社などの末社や、打たせ滝などもあり見所が多いが、それらの画像はまたの機会に。崇道神社は、崇導神社と表記することもある…という今京都。


最近では珍しく三部作なんやね
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今京都 崇道神社(1/3) 2018/10/02 12:00 am
京都市左京区上高野に、早良親王を祀る崇道神社(すどうじんじゃ)がある。国道367号線を高野川に沿って八瀬方面へ。バイクや車なら、見落としてしまうことも。叡山電鉄「三宅八幡」駅から徒歩10分はかからない。
早良親王は、光仁天皇・高野新笠(たかののにいがさ)の子であり、桓武天皇の実弟。延暦4年に起こった藤原種継暗殺事件の首謀者として逮捕され、乙訓寺に幽閉される。後に淡路に流される途中、無実を主張して断食死したとされる。その後、桓武天皇の近親者の死が続き、都に悪疫が流行したため、早良親王の祟りと噂され、その怨霊を鎮めるために「崇道天皇」の尊号が贈られた。
崇道神社は入口の鳥居から本殿に向かって長い参道が続く。澄んだ空気と共に、とても厳かな空気も漂っている。ちょっと空気が違う、さすが早良親王。私はその祟りのパワーにあやかろうと訪れた…という今京都。


早良親王は、光仁天皇・高野新笠(たかののにいがさ)の子であり、桓武天皇の実弟。延暦4年に起こった藤原種継暗殺事件の首謀者として逮捕され、乙訓寺に幽閉される。後に淡路に流される途中、無実を主張して断食死したとされる。その後、桓武天皇の近親者の死が続き、都に悪疫が流行したため、早良親王の祟りと噂され、その怨霊を鎮めるために「崇道天皇」の尊号が贈られた。
崇道神社は入口の鳥居から本殿に向かって長い参道が続く。澄んだ空気と共に、とても厳かな空気も漂っている。ちょっと空気が違う、さすが早良親王。私はその祟りのパワーにあやかろうと訪れた…という今京都。


祟りのパワーにあやかって何をするつもり?
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今京都 神無月 2018/10/01 12:00 am
「かんなづき」という響きはとても好きだ。睦月(むつき)、如月(きさらぎ)、弥生(やよい)、卯月(うづき)、皐月(さつき)、水無月(みなづき)、文月(ふづき)、葉月(はづき)、長月(ながつき)、神無月(かんなづき)、霜月(しもつき)、師走(しわす)と声に出して読んで、神無月の響きが、やっぱり一番好きだ。
きょうから10月。特にバタバタする月ではなさそうなので、京の町並み散策でも…という今京都。

きょうから10月。特にバタバタする月ではなさそうなので、京の町並み散策でも…という今京都。

もう10月かぁ…
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天を仰いで思うこと 極上の孤独 2018/09/28 12:00 am
これは幻冬舎から出版されている下重暁子氏の本のタイトルだ。ずばり、「孤独ほど、贅沢で愉快なものはない」と言い切っている。最もお気に入りの部分を引用しよう。
一人の時間を孤独だと捕えず、自分と対面する時間だと思えば、汲めども尽きぬ、ほんとうの自分を知ることになる。自分はどう考えているのか、何がしたくて何をすべきか、何を選べばいいか、生き方が自ずと見えてくる
孤独ほど、贅沢な時間はない。誰にも邪魔されない自由もある。群れず、媚びず、自分の姿勢を貫く。すると内面から品も滲み出てくる。そんな成熟した人間だけが到達出来る境地が「孤独」である。
なんと素敵な内容か。今は人と人とのつながりばかりが強調され、スマホなどの機器を通じてやりとりをしていないと不安になる人もいる。誰かとつながりたいと「いいね」を押し、写真を載せ、共感を得ようとする。その実、今ほど人と人が遮断された時代はないのではないだろうか。それに、人は、最後の決断は一人で行うものである。一人でも生きていける時代になっているときこそ、今一度「孤独」について考えるにはうってつけの本だ…と、天を仰いで思うこと。

一人の時間を孤独だと捕えず、自分と対面する時間だと思えば、汲めども尽きぬ、ほんとうの自分を知ることになる。自分はどう考えているのか、何がしたくて何をすべきか、何を選べばいいか、生き方が自ずと見えてくる
孤独ほど、贅沢な時間はない。誰にも邪魔されない自由もある。群れず、媚びず、自分の姿勢を貫く。すると内面から品も滲み出てくる。そんな成熟した人間だけが到達出来る境地が「孤独」である。
なんと素敵な内容か。今は人と人とのつながりばかりが強調され、スマホなどの機器を通じてやりとりをしていないと不安になる人もいる。誰かとつながりたいと「いいね」を押し、写真を載せ、共感を得ようとする。その実、今ほど人と人が遮断された時代はないのではないだろうか。それに、人は、最後の決断は一人で行うものである。一人でも生きていける時代になっているときこそ、今一度「孤独」について考えるにはうってつけの本だ…と、天を仰いで思うこと。

読書の秋にふさわしく連続で本の話題だね