rrbのブログ - 2010/07のエントリ
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今京都 祇園祭 2010/07/11 12:00 am
祇園祭
「コンチキチン」のお囃子が、まだ熱気がこもる宵の街に聞こえると、旧市街の人びとはそろそろしてくるという。京都の7月は、祇園祭一色の月だといっても過言ではない。

昨日の10日は「鉾建て・神輿洗い」の日だ。鉾建て職人が槌音を響かせて祇園祭の鉾建てがはじまる。鉾は釘を一本も使わずに組み立てられ、「縄がらみ」という手法でワラ縄を使って接合される。長刀鉾は高さ25m、重さ12トン。直径2m、500kgの車輪だけでも7個の部品からなる。約3日かけて鉾は建てられる。しかし、鉾建てに設計図はない。口伝で代々伝えられている。

同じ10日の夜、「神輿洗い」神事がある。神幸祭の三基の神輿のうち、素戔鳴尊(すさのおのみこと)の分霊をのせる「中御座」の神輿が「ホイット、ホイット」のかけ声で提灯や松明に先導されて八坂神社から四条大橋につくと、多くの人に囲まれ見守られるなか鴨川の水につけた榊で清められる。

明けた11日の今日、祇園祭は「鱧祭」と別称される。梅雨の雨をたっぷり飲んだ鱧は味がよくなるといわれ、京都の人は、この時期の鱧を楽しみにしているという。鱧の生命力は強く、海が遠い京都の人にとってまれな「生きた魚」だった。小骨が多いために3cmの間に20回以上包丁を入れる「骨切り」がなされる。切り落とした鱧を湯通しして氷水でさっと冷やして梅肉をつけて食べる「鱧おとし」、切り落とした鱧にタレをつけて焼く「鱧焼き」、焼いた鱧皮を細かく刻み薄切りキュウリと酢の物にした「鱧キュウ」、焼鱧を押寿司にした「鱧寿司」など、貴重な海の幸を京人はとことん食べ尽くしてきたのだろう…今京都。
※スパムコメントの削除がまだ十分にできていません。本格的な復活まではまだ時間がかかります。ご容赦ください。

「コンチキチン」のお囃子が、まだ熱気がこもる宵の街に聞こえると、旧市街の人びとはそろそろしてくるという。京都の7月は、祇園祭一色の月だといっても過言ではない。

昨日の10日は「鉾建て・神輿洗い」の日だ。鉾建て職人が槌音を響かせて祇園祭の鉾建てがはじまる。鉾は釘を一本も使わずに組み立てられ、「縄がらみ」という手法でワラ縄を使って接合される。長刀鉾は高さ25m、重さ12トン。直径2m、500kgの車輪だけでも7個の部品からなる。約3日かけて鉾は建てられる。しかし、鉾建てに設計図はない。口伝で代々伝えられている。

同じ10日の夜、「神輿洗い」神事がある。神幸祭の三基の神輿のうち、素戔鳴尊(すさのおのみこと)の分霊をのせる「中御座」の神輿が「ホイット、ホイット」のかけ声で提灯や松明に先導されて八坂神社から四条大橋につくと、多くの人に囲まれ見守られるなか鴨川の水につけた榊で清められる。

明けた11日の今日、祇園祭は「鱧祭」と別称される。梅雨の雨をたっぷり飲んだ鱧は味がよくなるといわれ、京都の人は、この時期の鱧を楽しみにしているという。鱧の生命力は強く、海が遠い京都の人にとってまれな「生きた魚」だった。小骨が多いために3cmの間に20回以上包丁を入れる「骨切り」がなされる。切り落とした鱧を湯通しして氷水でさっと冷やして梅肉をつけて食べる「鱧おとし」、切り落とした鱧にタレをつけて焼く「鱧焼き」、焼いた鱧皮を細かく刻み薄切りキュウリと酢の物にした「鱧キュウ」、焼鱧を押寿司にした「鱧寿司」など、貴重な海の幸を京人はとことん食べ尽くしてきたのだろう…今京都。
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