rrbのブログ - 今京都のエントリ
ヘッダーナビゲーション
現在のカテゴリー位置
サイト全体のカテゴリーナビゲーション
今京都 お火焚 2011/11/08 12:00 am
お火焚
「御火焚(おほたき)」とも、京都人は「おしたけさん」といったりする。神社や火を扱う商売屋などで火を焚く神事。11月から12月の初めにかけて神社を中心におこなう。秋の収穫に感謝する新嘗祭(にいなめさい)のひとつで、古く宮中で神楽のときに焚く庭燎(ていりょう)が起源とされる。
とくに伏見稲荷退社の「火焚祭」(冬祭)が有名で、鍛冶屋や鋳物師の「ふいご祭」とあわせて催される。稲荷大社では、松割木を井桁に組んで、そのなかで奉納された数十万本の火焚串を燃やし、また新しい稲ワラを焚き、五穀豊穣を祈願する。稲荷神は鍛冶屋の神として、この日ふいごに蜜柑などを供えて、感謝をあらわす。

冬は何かと「火」を使う。火事などにも益々注意が必要な季節がやってくる。気をつけたいものだ…という『きょうの京都』の今京都。

「御火焚(おほたき)」とも、京都人は「おしたけさん」といったりする。神社や火を扱う商売屋などで火を焚く神事。11月から12月の初めにかけて神社を中心におこなう。秋の収穫に感謝する新嘗祭(にいなめさい)のひとつで、古く宮中で神楽のときに焚く庭燎(ていりょう)が起源とされる。
とくに伏見稲荷退社の「火焚祭」(冬祭)が有名で、鍛冶屋や鋳物師の「ふいご祭」とあわせて催される。稲荷大社では、松割木を井桁に組んで、そのなかで奉納された数十万本の火焚串を燃やし、また新しい稲ワラを焚き、五穀豊穣を祈願する。稲荷神は鍛冶屋の神として、この日ふいごに蜜柑などを供えて、感謝をあらわす。

冬は何かと「火」を使う。火事などにも益々注意が必要な季節がやってくる。気をつけたいものだ…という『きょうの京都』の今京都。


このエントリーの情報
今京都 小春日和 2011/11/07 12:00 am
小春日和
「秋はすなはち寒くなり、10月は小春の天気、草も青くなり、梅もつぼみぬ」と『徒然草』にあって、陰暦10月の別称は小春といったり、そのころの暖かい日和を「小春日和(こはるびより)」と称するのは中世からはじまっていたようだ。
「降る雨も小春なりけり知恩院」は一茶の句。
京都周辺の紅葉の様子を伝える新聞のコラムに、北山のあたりは「色づく」であるが、市内はまだ黄赤の彩りには早い時期で、春が蘇ったような日には寺社を訪れて、のんびり境内を散策するのもいいかも。

10月末から先週末にかけては夏日のような天気が続いた。11月だというのに寒くはなく、むしろ汗ばむ陽気で夜も寒くなく、「小春日和」というには暑すぎる気配だったが、今週あたりから気温が下がるのかな…という『きょうの京都』の今京都。

「秋はすなはち寒くなり、10月は小春の天気、草も青くなり、梅もつぼみぬ」と『徒然草』にあって、陰暦10月の別称は小春といったり、そのころの暖かい日和を「小春日和(こはるびより)」と称するのは中世からはじまっていたようだ。
「降る雨も小春なりけり知恩院」は一茶の句。
京都周辺の紅葉の様子を伝える新聞のコラムに、北山のあたりは「色づく」であるが、市内はまだ黄赤の彩りには早い時期で、春が蘇ったような日には寺社を訪れて、のんびり境内を散策するのもいいかも。

10月末から先週末にかけては夏日のような天気が続いた。11月だというのに寒くはなく、むしろ汗ばむ陽気で夜も寒くなく、「小春日和」というには暑すぎる気配だったが、今週あたりから気温が下がるのかな…という『きょうの京都』の今京都。


このエントリーの情報
今京都 大菊花展 2011/11/06 12:00 am
大菊花展
左京区下鴨半木町に位置する京都府立植物園は、面積約72,600坪と広大で、およそ12,000種という植物が植栽されている。
1924(大正13)年1月に日本初の本格的な公立植物園として開園、戦後、進駐軍に接収されるが、1961(昭和36)年に再び公開された。
四季それぞれに植物展やイベントがおこなわれ、10月の中旬から11月15日までは「大菊花展」が催され、また11月3日から7日までは「菊花切花展」が、あわせて野外彫刻展も開かれる。

この植物園は自転車でも行くことができる距離だ。最近では、冬にはイルミネーションも施されている。一度は写真を撮りに行きたい場所だ。しかし、なかなか足が向かない…という『きょうの京都』の今京都。

左京区下鴨半木町に位置する京都府立植物園は、面積約72,600坪と広大で、およそ12,000種という植物が植栽されている。
1924(大正13)年1月に日本初の本格的な公立植物園として開園、戦後、進駐軍に接収されるが、1961(昭和36)年に再び公開された。
四季それぞれに植物展やイベントがおこなわれ、10月の中旬から11月15日までは「大菊花展」が催され、また11月3日から7日までは「菊花切花展」が、あわせて野外彫刻展も開かれる。

この植物園は自転車でも行くことができる距離だ。最近では、冬にはイルミネーションも施されている。一度は写真を撮りに行きたい場所だ。しかし、なかなか足が向かない…という『きょうの京都』の今京都。


このエントリーの情報
今京都 お十夜 2011/11/05 12:00 am
お十夜
浄土宗の寺院で陰暦の10月5日から14日まで十日十夜におよびおこなわれる念仏法要のこと。真如堂(真正極楽寺)がその期限で、いまは12月5日からはじまり、15日が結願の日。
足利幕府に仕えた武将、平(伊勢)貞国は1437(永享9)年に真如堂に参籠し、出家を志した。しかし、夢枕にあらわれた僧が三日の猶予を求めた。そして三日三晩たつと、使者がきて、貞国が家督を継ぐことを知らせてきた。霊夢に感謝した貞国はその後、七日七夜の参籠をおこなった。このことが「お十夜」のはじまりで、真如堂が根本道場となった。
5日から毎晩「鉦講中」の約20人が念仏が唱えられるなか大鉦を叩き鳴らす。期間中、おおぜいの浄土宗徒が訪れるが、もっとも蝟集(いしゅう)するのが、結願の15日である。この日は朝から念仏と鉦の音が本堂に響き、円仁の作という「うなずきの弥陀」とよばれる本尊の阿弥陀如来像が開帳される。このうなずきとは「女人を救いたまえ」と祈願したところ、如来は三度うなずいたという話からの名。
この阿弥陀像の手に「縁の綱」が結ばれて本堂から外に出される。この綱をもつ信徒たちと縁が結ばれるわけである。さらに、午後2時ころ貫首や僧侶や講中の人たち、稚児が境内を一周する「お練り」があって、結願法要となる。参詣者には中風除けの「十夜粥」が授与される。

五穀豊穣のお祭りだけでなく、信仰の世界でもこの時期にはそういった催し物があるというのが不思議だ。秋は行事の季節というのも頷ける…という『きょうの京都』の今京都。

浄土宗の寺院で陰暦の10月5日から14日まで十日十夜におよびおこなわれる念仏法要のこと。真如堂(真正極楽寺)がその期限で、いまは12月5日からはじまり、15日が結願の日。
足利幕府に仕えた武将、平(伊勢)貞国は1437(永享9)年に真如堂に参籠し、出家を志した。しかし、夢枕にあらわれた僧が三日の猶予を求めた。そして三日三晩たつと、使者がきて、貞国が家督を継ぐことを知らせてきた。霊夢に感謝した貞国はその後、七日七夜の参籠をおこなった。このことが「お十夜」のはじまりで、真如堂が根本道場となった。
5日から毎晩「鉦講中」の約20人が念仏が唱えられるなか大鉦を叩き鳴らす。期間中、おおぜいの浄土宗徒が訪れるが、もっとも蝟集(いしゅう)するのが、結願の15日である。この日は朝から念仏と鉦の音が本堂に響き、円仁の作という「うなずきの弥陀」とよばれる本尊の阿弥陀如来像が開帳される。このうなずきとは「女人を救いたまえ」と祈願したところ、如来は三度うなずいたという話からの名。
この阿弥陀像の手に「縁の綱」が結ばれて本堂から外に出される。この綱をもつ信徒たちと縁が結ばれるわけである。さらに、午後2時ころ貫首や僧侶や講中の人たち、稚児が境内を一周する「お練り」があって、結願法要となる。参詣者には中風除けの「十夜粥」が授与される。

五穀豊穣のお祭りだけでなく、信仰の世界でもこの時期にはそういった催し物があるというのが不思議だ。秋は行事の季節というのも頷ける…という『きょうの京都』の今京都。


このエントリーの情報
今京都 古本まつり 2011/11/04 12:00 am
古本まつり
普段は閑散とした百万遍知恩寺の境内だが、ときおり骨董市やリサイクル市、また学生たちの手づくり市などが開かれてにぎわう。
この秋の「古本まつり」は、そのなかでも集客力がある。京都古書研究会が主催して、11月3日の文化の日をはさんで5日間ほど開催される。
初日に古本供養がいとなまれ、連日午前10時から午後4時すぎまで、100円均一コーナーや児童書コーナーも設けられて、掘り出しものがあるかと、古書ファンがのぞきにくる。

本は好きだで東京の神田は徘徊したこみとがあるのだが、この古本市は恥ずかしい話だが一度も行ったことがない。今年は行ってみたい…という『きょうの京都』の今京都。

普段は閑散とした百万遍知恩寺の境内だが、ときおり骨董市やリサイクル市、また学生たちの手づくり市などが開かれてにぎわう。
この秋の「古本まつり」は、そのなかでも集客力がある。京都古書研究会が主催して、11月3日の文化の日をはさんで5日間ほど開催される。
初日に古本供養がいとなまれ、連日午前10時から午後4時すぎまで、100円均一コーナーや児童書コーナーも設けられて、掘り出しものがあるかと、古書ファンがのぞきにくる。

本は好きだで東京の神田は徘徊したこみとがあるのだが、この古本市は恥ずかしい話だが一度も行ったことがない。今年は行ってみたい…という『きょうの京都』の今京都。

