rrbのブログ - 今京都のエントリ
ヘッダーナビゲーション
現在のカテゴリー位置
サイト全体のカテゴリーナビゲーション
今京都 俎上之肉 2008/02/21 12:11 am
そじょうのにく…運命を他人に握られていて、自分ではどうしようもないこと。また、そのような状態。
◇ちょっと予備知識 → 「俎上」は、まな板の上。まな板に置かれて後はただ料理されるのを待つ魚の状態から。
類義語に俎上之魚(そじょうのうお)・俎上之鯉(そじょうのこい)・
釜中之魚(ふちゅうのうお)がある。
御髪神社(みかみじんじゃ) vol.3(最終回) vol.2はここ(←クリック)
「髪」にまつわるお話の続き。

春の星座の「しし座」と「うしかい座」のちょうど中間あたりのほとんど天頂(真上)付近に、小さな星々がYの字を逆さにしたように並んでいるのが目につく。(街明かりの多いところでは、双眼鏡が必要かも…。)

この星の群れはMel(メロット)111と呼ばれ、「おうし座」のヒアデス星団についで地球に近い260光年のところにある散開星団。この星の群れを昔の人は髪の毛に見立てたという。

「かみのけ座」は、古くは「ベレニケのかみのけ座」と呼ばれていた。ベレニケは紀元前3世紀ごろのエジプトの王妃で、琥珀色の美しい髪の毛の持ち主。

ベレニケは戦地へ赴く夫の戦勝を祈願し、その見返りとして髪の毛を神殿に捧げることを誓う。

ペレニケの祈りが通じ、王は無事に戻ってくる。髪を切ってしまった妻を見て、王は悲しむが、その心遣いにとても感動。この髪の毛が大神ゼウスによって星座に加えられたとされているギリシャ神話。
そして最後には安珍清姫で有名な和歌山県道成寺の「髪長姫の伝説」(道成寺縁起 宮子姫髪長譚)のお話。
早鷹と渚という九海士の浦の漁村の夫婦の間に生まれた宮という女の子は成長しても頭髪に恵まれない。

ある日、母親が海の底から観音様を捨い上げ、「願」をかけると髪が生え美しく長い黒髪になった。「髪は観音様からの賜りもの、粗末にしてはならない」と抜けた髪さえ捨てたりせず木の枝にかけていた。

この黒髪を燕がくわえ、奈良の都へ飛んで行き、藤原不比等の屋敷に巣を造る。巣を見つけた衛士たちが取り除こうとすると、偶然にも右大臣の藤原不比等が参内してくる。

長さ七尺あまりもある女の美しい黒髪を見て、不比等はこの持ち主を宮仕えさせようと考え、宮を探し出し養女に迎える。

宮は名を宮子姫之命と改め、時の文武天皇のお妃となり、宮子姫が産んだお子が聖武天皇というお話。

髪にまつわるお話はその他にもたくさんあると思う。しかし、少し疲れちゃった。
これ以上調べる気力も失せたので、この辺でお開き(←クリック)にしよう…今京都。
写真サイトで仲良くしていただいている方の可愛いネコちゃんが急逝したということです。
とても可愛いネコちゃん(←クリック)でした。心よりご冥福をお祈りいたします。
コメント投稿に対するお願い
日頃よりrrbのブログ−フォトヴレッジ−をご愛顧いただきありがとうございます。
コメント投稿は、機械的なコメント投稿の攻撃に対処するために、ユーザー登録されている方に限定しています。
ご面倒ですがユーザー登録をしていただきますようお願いいたします。
ログイン後に日々の記事のタイトル(四字熟語)をクリックしていただき、下の方にスクロールするとコメント投稿画面がでてきます。「投稿する」をクリックし、下の方にスクロールするとコメント入力枠が出てきます。コメント入力後にその下にある「送信」をクリックしてください。これで投稿完了です。
コメント投稿後は「Logout」をクリックしてログアウトしてください。
ご面倒ですが、よろしくお願いします。

◇ちょっと予備知識 → 「俎上」は、まな板の上。まな板に置かれて後はただ料理されるのを待つ魚の状態から。
類義語に俎上之魚(そじょうのうお)・俎上之鯉(そじょうのこい)・
釜中之魚(ふちゅうのうお)がある。
御髪神社(みかみじんじゃ) vol.3(最終回) vol.2はここ(←クリック)
「髪」にまつわるお話の続き。

春の星座の「しし座」と「うしかい座」のちょうど中間あたりのほとんど天頂(真上)付近に、小さな星々がYの字を逆さにしたように並んでいるのが目につく。(街明かりの多いところでは、双眼鏡が必要かも…。)

この星の群れはMel(メロット)111と呼ばれ、「おうし座」のヒアデス星団についで地球に近い260光年のところにある散開星団。この星の群れを昔の人は髪の毛に見立てたという。

「かみのけ座」は、古くは「ベレニケのかみのけ座」と呼ばれていた。ベレニケは紀元前3世紀ごろのエジプトの王妃で、琥珀色の美しい髪の毛の持ち主。

ベレニケは戦地へ赴く夫の戦勝を祈願し、その見返りとして髪の毛を神殿に捧げることを誓う。

ペレニケの祈りが通じ、王は無事に戻ってくる。髪を切ってしまった妻を見て、王は悲しむが、その心遣いにとても感動。この髪の毛が大神ゼウスによって星座に加えられたとされているギリシャ神話。
そして最後には安珍清姫で有名な和歌山県道成寺の「髪長姫の伝説」(道成寺縁起 宮子姫髪長譚)のお話。
早鷹と渚という九海士の浦の漁村の夫婦の間に生まれた宮という女の子は成長しても頭髪に恵まれない。

ある日、母親が海の底から観音様を捨い上げ、「願」をかけると髪が生え美しく長い黒髪になった。「髪は観音様からの賜りもの、粗末にしてはならない」と抜けた髪さえ捨てたりせず木の枝にかけていた。

この黒髪を燕がくわえ、奈良の都へ飛んで行き、藤原不比等の屋敷に巣を造る。巣を見つけた衛士たちが取り除こうとすると、偶然にも右大臣の藤原不比等が参内してくる。

長さ七尺あまりもある女の美しい黒髪を見て、不比等はこの持ち主を宮仕えさせようと考え、宮を探し出し養女に迎える。

宮は名を宮子姫之命と改め、時の文武天皇のお妃となり、宮子姫が産んだお子が聖武天皇というお話。

髪にまつわるお話はその他にもたくさんあると思う。しかし、少し疲れちゃった。
これ以上調べる気力も失せたので、この辺でお開き(←クリック)にしよう…今京都。
写真サイトで仲良くしていただいている方の可愛いネコちゃんが急逝したということです。
とても可愛いネコちゃん(←クリック)でした。心よりご冥福をお祈りいたします。
コメント投稿に対するお願い
日頃よりrrbのブログ−フォトヴレッジ−をご愛顧いただきありがとうございます。
コメント投稿は、機械的なコメント投稿の攻撃に対処するために、ユーザー登録されている方に限定しています。
ご面倒ですがユーザー登録をしていただきますようお願いいたします。
ログイン後に日々の記事のタイトル(四字熟語)をクリックしていただき、下の方にスクロールするとコメント投稿画面がでてきます。「投稿する」をクリックし、下の方にスクロールするとコメント入力枠が出てきます。コメント入力後にその下にある「送信」をクリックしてください。これで投稿完了です。
コメント投稿後は「Logout」をクリックしてログアウトしてください。
ご面倒ですが、よろしくお願いします。


このエントリーの情報
今京都 紅灯緑酒 2008/02/20 12:08 am
こうとうりょくしゅ…歓楽と飽食にふけり遊び暮らすこと。また、歓楽街や繁華街などが華やかなこと。
◇ちょっと予備知識 → 「紅灯」は華やかな明かり。「緑酒」は緑色を帯びた上質の美酒。「緑酒紅灯」ともいう。
類義語に灯紅酒(とうこうしゅりょく)がある。
御髪神社(みかみじんじゃ) vol.2 vol.1はここ(←クリック)
さて、ついでといえばなんだけど、少し「髪」にまつわるお話を集めてみた。
ひとつめは「お釈迦様の十大弟子のひとり優波離(うばり)は理髪師だった」というお話。

低い身分の出身で理髪師を生業としていた優波離だが、釈尊に願い出て釈尊族の王族とともに出家が許された。

その中には、後に多聞第一の尊者となる阿難(あなん)や天眼第一の尊者となる阿那律(あなりつ)、そして教団にとっては反逆者となる提婆達多(だいばだった)もいた。

この時、阿那律より「世尊よ、願わくば理髪師優浪離を本日授戒の最初として下さい」との申し出があったので、釈尊は優波離を最初の授戒者としたという。

そして釈尊は「出家以前においては身分の違い、地位の高低など種々あるが、出家後はすべてその差別などはない」と述ぺ、優波離を敬うよう諭されたという。

優波離はたいへん律儀な性格の持ち主でもあったという。戒律に精通し、よく守ったことから、後に阿羅漢果(悟り)を得て、持律第一の尊者と称されるようになったということだ。

次に「キレイな髪には食べ物のバランスが必要」というお話。

「髪は血余なり」といわれるように、心身の健康と食ぺ物はすごく関係がある。

心身のバランスをとるためには、バランスのよい食事を心がけることが大切で、五臓の食ぺ物、「五味」の調節をはかることが健康法にかない、脱毛、白髪を防ぐ食事であるという。

その具体例は、
青色 ― ほうれん草・小松菜類。 肝臓に良く、直観力を養う。
赤色 ― トマト・西瓜・人参。 肝臓に良く、組織力を養う。
黄色 ― 大豆・さつまいも・メロン。 脾臓に良く、適応力を養う。
白色 ― 大根、蓮、葱、白菜。 肝臓に良く、適応力を養う。
紫色 ― 小豆・しいたけ・ブドウ。 心臓に良く、記憶力を養う。
ということだそうだ。

玉垣には、寄進した大手のかつらや育毛のメーカーの名前も見られる。これは時代の反映だろうかと思う…今京都。(続く)
【参考】
お釈迦様の十大弟子
舎利弗(しゃりほつ)―智慧(ちえ)第一(サーリブッタ)
目連(もくれん)―神通(じんつう)第一(モッガラーナ)
大迦葉(だいかしょう)―頭陀(ずだ)第一(マハーカッサパ)
阿那律(あなりつ)―天眼(てんげん)第一(アヌルッタ)
須蓄提(しゅぼだい)―解空(げくう)第一(スブーディ)
富楼那(ふるな)―説法(せっぼう)第一(プンナ)
迦旃延(かせんねん)―論議(ろんぎ)第一(カッチャーヤナ)
優波離(うばり)―持律(じりつ)第一(ウパーリ)
羅喉羅(らごら)―蜜行(みつぎょう)第一(ラーフラ)
阿難(あなん)―多聞(たもん)第一(アーナンダ)
コメント投稿に対するお願い
日頃よりrrbのブログ−フォトヴレッジ−をご愛顧いただきありがとうございます。
コメント投稿は、機械的なコメント投稿の攻撃に対処するために、ユーザー登録されている方に限定しています。
ご面倒ですがユーザー登録をしていただきますようお願いいたします。
ログイン後に日々の記事のタイトル(四字熟語)をクリックしていただき、下の方にスクロールするとコメント投稿画面がでてきます。「投稿する」をクリックし、下の方にスクロールするとコメント入力枠が出てきます。コメント入力後にその下にある「送信」をクリックしてください。これで投稿完了です。
コメント投稿後は「Logout」をクリックしてログアウトしてください。
ご面倒ですが、よろしくお願いします。

◇ちょっと予備知識 → 「紅灯」は華やかな明かり。「緑酒」は緑色を帯びた上質の美酒。「緑酒紅灯」ともいう。
類義語に灯紅酒(とうこうしゅりょく)がある。
御髪神社(みかみじんじゃ) vol.2 vol.1はここ(←クリック)
さて、ついでといえばなんだけど、少し「髪」にまつわるお話を集めてみた。
ひとつめは「お釈迦様の十大弟子のひとり優波離(うばり)は理髪師だった」というお話。

低い身分の出身で理髪師を生業としていた優波離だが、釈尊に願い出て釈尊族の王族とともに出家が許された。

その中には、後に多聞第一の尊者となる阿難(あなん)や天眼第一の尊者となる阿那律(あなりつ)、そして教団にとっては反逆者となる提婆達多(だいばだった)もいた。

この時、阿那律より「世尊よ、願わくば理髪師優浪離を本日授戒の最初として下さい」との申し出があったので、釈尊は優波離を最初の授戒者としたという。

そして釈尊は「出家以前においては身分の違い、地位の高低など種々あるが、出家後はすべてその差別などはない」と述ぺ、優波離を敬うよう諭されたという。

優波離はたいへん律儀な性格の持ち主でもあったという。戒律に精通し、よく守ったことから、後に阿羅漢果(悟り)を得て、持律第一の尊者と称されるようになったということだ。

次に「キレイな髪には食べ物のバランスが必要」というお話。

「髪は血余なり」といわれるように、心身の健康と食ぺ物はすごく関係がある。

心身のバランスをとるためには、バランスのよい食事を心がけることが大切で、五臓の食ぺ物、「五味」の調節をはかることが健康法にかない、脱毛、白髪を防ぐ食事であるという。

その具体例は、
青色 ― ほうれん草・小松菜類。 肝臓に良く、直観力を養う。
赤色 ― トマト・西瓜・人参。 肝臓に良く、組織力を養う。
黄色 ― 大豆・さつまいも・メロン。 脾臓に良く、適応力を養う。
白色 ― 大根、蓮、葱、白菜。 肝臓に良く、適応力を養う。
紫色 ― 小豆・しいたけ・ブドウ。 心臓に良く、記憶力を養う。
ということだそうだ。

玉垣には、寄進した大手のかつらや育毛のメーカーの名前も見られる。これは時代の反映だろうかと思う…今京都。(続く)
【参考】
お釈迦様の十大弟子
舎利弗(しゃりほつ)―智慧(ちえ)第一(サーリブッタ)
目連(もくれん)―神通(じんつう)第一(モッガラーナ)
大迦葉(だいかしょう)―頭陀(ずだ)第一(マハーカッサパ)
阿那律(あなりつ)―天眼(てんげん)第一(アヌルッタ)
須蓄提(しゅぼだい)―解空(げくう)第一(スブーディ)
富楼那(ふるな)―説法(せっぼう)第一(プンナ)
迦旃延(かせんねん)―論議(ろんぎ)第一(カッチャーヤナ)
優波離(うばり)―持律(じりつ)第一(ウパーリ)
羅喉羅(らごら)―蜜行(みつぎょう)第一(ラーフラ)
阿難(あなん)―多聞(たもん)第一(アーナンダ)
コメント投稿に対するお願い
日頃よりrrbのブログ−フォトヴレッジ−をご愛顧いただきありがとうございます。
コメント投稿は、機械的なコメント投稿の攻撃に対処するために、ユーザー登録されている方に限定しています。
ご面倒ですがユーザー登録をしていただきますようお願いいたします。
ログイン後に日々の記事のタイトル(四字熟語)をクリックしていただき、下の方にスクロールするとコメント投稿画面がでてきます。「投稿する」をクリックし、下の方にスクロールするとコメント入力枠が出てきます。コメント入力後にその下にある「送信」をクリックしてください。これで投稿完了です。
コメント投稿後は「Logout」をクリックしてログアウトしてください。
ご面倒ですが、よろしくお願いします。


このエントリーの情報
今京都 天地開闢 2008/02/19 12:06 am
てんちかいびゃく…天地のでき始め。この世の始まり。
◇ちょっと予備知識 → 「開闢」は始まりのこと。古代中国の天地はもともと混沌とした一つのものが、
二つに分かれてできたという神話から。
類義語に開天闢地(かいてんへきち)・天地創造(てんちそうぞう)がある。
御髪神社(みかみじんじゃ) vol.1
今京都で綴っている「床屋物語」。その床屋にかかわる神社が嵯峨嵐山にある。神社の名は「御髪神社(みかみじんじゃ)」。理容の祖をたたえている。昨年の秋に訪問した。

御髪神社は日本で最初に髪結いを職業とした藤原采女亮政之公(ふじわらうねめのすけまさゆき)を祀り、髪や頭にかかわる職業の人たちの参拝も多い。

1961(昭和36)年、京都市の理美容業界関係者らが政之の功績をたたえ、基晴に縁のある亀山天皇の御陵近くに髪を収める髪塚を設けて創建された。その後、業界関係者らが社殿を建立し、境内を整備していった。

政之が「理容の開祖」となったのは、鎌倉時代中期に亀山天皇の宝物警護にあたっていた父の基晴が大切な宝刀「九王丸」を紛失したのがきっかけだという。

責任を感じ、基晴は三男の正之を伴って宝刀探索のため諸国行脚の旅に出発。蒙古襲来に備え武士が集まっているとにらんで山口県下関市で居を構え、政之はそこで生計を支えるために髪結いを始めた。

当時、髪結いは自分か家人の手で行っていたが、政之は、朝鮮半島からやって来た人から技術を学び、武士らを相手にした髪結所を始めた。基晴が死去した1281年、政之は鎌倉に移り、髪結いの技術が評価され、1335年に亡くなるまで幕府で重宝されたという。

神社には、たくさんの絵馬が奉納されている。「国家試験に受かりますように」、「美しい髪になりますように」といった願い事に劣らず多いのは「髪がふさふさになりますように…」。

最近は若い人が髪を心配してお守りを買って帰ることが多いという。参拝した後、かつらがいらないようになり、毎年髪を奉納しに来る人もいるとか。心の問題によって脱毛している人には、「一生懸命お参りしなさい」ということか…。

髪の毛は年をとれば、だんだんと細くなっていくもの。薄くなるのは早いか遅いかだけの違い。あまり気にせず、髪と自分自身を大切にして欲しいものだね。

床屋は、藤原采女亮政之が下関で床の間に大きな祭壇を設けたことが由来といわれ、昭和の初め頃まで、理美容業者たちは、政之の冥福を祈り、毎月、命日の17日を定休日にしたという。

「髪の神社があるなんて…」観光に訪れ偶然この神社を発見した人は思わず口にする。この日も何人かの参拝者が口にしていた…今京都。(続く)
コメント投稿に対するお願い
日頃よりrrbのブログ−フォトヴレッジ−をご愛顧いただきありがとうございます。
コメント投稿は、機械的なコメント投稿の攻撃に対処するために、ユーザー登録されている方に限定しています。
ご面倒ですがユーザー登録をしていただきますようお願いいたします。
ログイン後に日々の記事のタイトル(四字熟語)をクリックしていただき、下の方にスクロールするとコメント投稿画面がでてきます。「投稿する」をクリックし、下の方にスクロールするとコメント入力枠が出てきます。コメント入力後にその下にある「送信」をクリックしてください。これで投稿完了です。
コメント投稿後は「Logout」をクリックしてログアウトしてください。
ご面倒ですが、よろしくお願いします。

◇ちょっと予備知識 → 「開闢」は始まりのこと。古代中国の天地はもともと混沌とした一つのものが、
二つに分かれてできたという神話から。
類義語に開天闢地(かいてんへきち)・天地創造(てんちそうぞう)がある。
御髪神社(みかみじんじゃ) vol.1
今京都で綴っている「床屋物語」。その床屋にかかわる神社が嵯峨嵐山にある。神社の名は「御髪神社(みかみじんじゃ)」。理容の祖をたたえている。昨年の秋に訪問した。

御髪神社は日本で最初に髪結いを職業とした藤原采女亮政之公(ふじわらうねめのすけまさゆき)を祀り、髪や頭にかかわる職業の人たちの参拝も多い。

1961(昭和36)年、京都市の理美容業界関係者らが政之の功績をたたえ、基晴に縁のある亀山天皇の御陵近くに髪を収める髪塚を設けて創建された。その後、業界関係者らが社殿を建立し、境内を整備していった。

政之が「理容の開祖」となったのは、鎌倉時代中期に亀山天皇の宝物警護にあたっていた父の基晴が大切な宝刀「九王丸」を紛失したのがきっかけだという。

責任を感じ、基晴は三男の正之を伴って宝刀探索のため諸国行脚の旅に出発。蒙古襲来に備え武士が集まっているとにらんで山口県下関市で居を構え、政之はそこで生計を支えるために髪結いを始めた。

当時、髪結いは自分か家人の手で行っていたが、政之は、朝鮮半島からやって来た人から技術を学び、武士らを相手にした髪結所を始めた。基晴が死去した1281年、政之は鎌倉に移り、髪結いの技術が評価され、1335年に亡くなるまで幕府で重宝されたという。

神社には、たくさんの絵馬が奉納されている。「国家試験に受かりますように」、「美しい髪になりますように」といった願い事に劣らず多いのは「髪がふさふさになりますように…」。

最近は若い人が髪を心配してお守りを買って帰ることが多いという。参拝した後、かつらがいらないようになり、毎年髪を奉納しに来る人もいるとか。心の問題によって脱毛している人には、「一生懸命お参りしなさい」ということか…。

髪の毛は年をとれば、だんだんと細くなっていくもの。薄くなるのは早いか遅いかだけの違い。あまり気にせず、髪と自分自身を大切にして欲しいものだね。

床屋は、藤原采女亮政之が下関で床の間に大きな祭壇を設けたことが由来といわれ、昭和の初め頃まで、理美容業者たちは、政之の冥福を祈り、毎月、命日の17日を定休日にしたという。

「髪の神社があるなんて…」観光に訪れ偶然この神社を発見した人は思わず口にする。この日も何人かの参拝者が口にしていた…今京都。(続く)
コメント投稿に対するお願い
日頃よりrrbのブログ−フォトヴレッジ−をご愛顧いただきありがとうございます。
コメント投稿は、機械的なコメント投稿の攻撃に対処するために、ユーザー登録されている方に限定しています。
ご面倒ですがユーザー登録をしていただきますようお願いいたします。
ログイン後に日々の記事のタイトル(四字熟語)をクリックしていただき、下の方にスクロールするとコメント投稿画面がでてきます。「投稿する」をクリックし、下の方にスクロールするとコメント入力枠が出てきます。コメント入力後にその下にある「送信」をクリックしてください。これで投稿完了です。
コメント投稿後は「Logout」をクリックしてログアウトしてください。
ご面倒ですが、よろしくお願いします。


このエントリーの情報
今京都 精励恪勤 2008/02/18 12:05 am
せいれいかっきん…仕事や学業にいそしむこと。怠けずまじめに勤務すること。
◇ちょっと予備知識 → 「精励」は勤め励むこと。「恪勤」は忠実にまじめに勤めること。
類義語に精励勤勉(せいれいきんべん)・刻苦勉励(こっくべんれい)・
昼耕夜誦(ちゅうこうやしょう)・奮励努力(ふんれいどりょく)がある。
町並み






地蔵物語(144)

床屋物語(20)

コメント投稿に対するお願い
日頃よりrrbのブログ−フォトヴレッジ−をご愛顧いただきありがとうございます。
コメント投稿は、機械的なコメント投稿の攻撃に対処するために、ユーザー登録されている方に限定しています。
ご面倒ですがユーザー登録をしていただきますようお願いいたします。
ログイン後に日々の記事のタイトル(四字熟語)をクリックしていただき、下の方にスクロールするとコメント投稿画面がでてきます。「投稿する」をクリックし、下の方にスクロールするとコメント入力枠が出てきます。コメント入力後にその下にある「送信」をクリックしてください。これで投稿完了です。
コメント投稿後は「Logout」をクリックしてログアウトしてください。
ご面倒ですが、よろしくお願いします。

◇ちょっと予備知識 → 「精励」は勤め励むこと。「恪勤」は忠実にまじめに勤めること。
類義語に精励勤勉(せいれいきんべん)・刻苦勉励(こっくべんれい)・
昼耕夜誦(ちゅうこうやしょう)・奮励努力(ふんれいどりょく)がある。
町並み






地蔵物語(144)

床屋物語(20)

コメント投稿に対するお願い
日頃よりrrbのブログ−フォトヴレッジ−をご愛顧いただきありがとうございます。
コメント投稿は、機械的なコメント投稿の攻撃に対処するために、ユーザー登録されている方に限定しています。
ご面倒ですがユーザー登録をしていただきますようお願いいたします。
ログイン後に日々の記事のタイトル(四字熟語)をクリックしていただき、下の方にスクロールするとコメント投稿画面がでてきます。「投稿する」をクリックし、下の方にスクロールするとコメント入力枠が出てきます。コメント入力後にその下にある「送信」をクリックしてください。これで投稿完了です。
コメント投稿後は「Logout」をクリックしてログアウトしてください。
ご面倒ですが、よろしくお願いします。


このエントリーの情報
今京都 月卿雲客 2008/02/17 4:40 am
げっけいうんかく…公卿や殿上人。雲のうえびと。身分の高い人。
◇ちょっと予備知識 → 古来、天子は日になぞらえられる。それに対し、「月卿」は月になぞらえた公卿のこと。
「雲客」は日月を取り巻く殿上人。
類義語に卿相雲客(けいしょううんかく)がある。
町並み






地蔵物語(143)

床屋物語(19)

コメント投稿に対するお願い
日頃よりrrbのブログ−フォトヴレッジ−をご愛顧いただきありがとうございます。
コメント投稿は、機械的なコメント投稿の攻撃に対処するために、ユーザー登録されている方に限定しています。
ご面倒ですがユーザー登録をしていただきますようお願いいたします。
ログイン後に日々の記事のタイトル(四字熟語)をクリックしていただき、下の方にスクロールするとコメント投稿画面がでてきます。「投稿する」をクリックし、下の方にスクロールするとコメント入力枠が出てきます。コメント入力後にその下にある「送信」をクリックしてください。これで投稿完了です。
コメント投稿後は「Logout」をクリックしてログアウトしてください。
ご面倒ですが、よろしくお願いします。

◇ちょっと予備知識 → 古来、天子は日になぞらえられる。それに対し、「月卿」は月になぞらえた公卿のこと。
「雲客」は日月を取り巻く殿上人。
類義語に卿相雲客(けいしょううんかく)がある。
町並み






地蔵物語(143)

床屋物語(19)

コメント投稿に対するお願い
日頃よりrrbのブログ−フォトヴレッジ−をご愛顧いただきありがとうございます。
コメント投稿は、機械的なコメント投稿の攻撃に対処するために、ユーザー登録されている方に限定しています。
ご面倒ですがユーザー登録をしていただきますようお願いいたします。
ログイン後に日々の記事のタイトル(四字熟語)をクリックしていただき、下の方にスクロールするとコメント投稿画面がでてきます。「投稿する」をクリックし、下の方にスクロールするとコメント入力枠が出てきます。コメント入力後にその下にある「送信」をクリックしてください。これで投稿完了です。
コメント投稿後は「Logout」をクリックしてログアウトしてください。
ご面倒ですが、よろしくお願いします。

