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来た道・行く道

投稿日時 2016-2-23 0:00:00
執筆者 rrb
身内にしろ、施設利用者にしろ、高齢の方が犠牲になる事件が多くなったように思う。どうして高齢の方を標的にするのか。自分の思い通りに動かないからか。真意は不明だが、「実行者より体力的に弱者である」ということは明白だ。たやすく手にかけることができる。

どんなに若くても、将来、必ず行き着くところが高齢社会である。その時、自分より若い者から同様の扱いを受けたとしたらどう感じるだろう。そんな扱いをされる覚えもないが、それはある日突然に襲ってくる。どんなに泣き叫ぼうが逃げることができない。むしろ信じている相手に突然に手を下されるのである。そして体力的に相手の方が強いから、確実に負ける。

一方で、幼児・児童に対する攻撃も後を絶たない。親から子へのものが増加している。これも情けなく、恐い話である。何があっても、守ってくれる存在からの攻撃だから逃げ場がない。「しつけのため」と口にしているが、子どもとは親の背中を見て育つのである。特に、幼少の頃は親のマネをしているとしても過言ではない。子どものできない行動を引き起こしているのは親自身である。親ができていないから子どももできていない。なのに弱者は手にかけられる。

弱者は、その瞬間、何を考えるだろうか。「どうして?」「なぜ?」「何があったんだ?」 一瞬にして多くの「?」が脳裏をよぎるが、有無を言わせない速さで事が進む。想像しただけで恐ろしい。

誰しも子どもから大人へ、大人から高齢者への道を歩んでいる。そのことを肝に銘じて他者とせっしたいものだ。それが「思いやり」というものではないか…ということで、どうも、おやかまっさんどした。


《京都・化野念仏寺》

現代社会って乱れているよね、何よりも人の心が一番壊れているね





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