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和傘

投稿日時 2018-4-25 0:00:00
執筆者 rrb
古くは中国で、開閉できない傘として天蓋が発明され、日本に伝わる。室町時代には、和紙に油を塗ることにより、防水効果のある雨傘として普及。またこの時期に開閉ができるようになり、今の和傘の形になった。和傘の種類には、番傘、蛇の目傘、日傘・舞傘がある。

番傘(雨傘)は、柄は竹で作られ、素材の竹と和紙の良さを生かした、がっしりとした骨太で丈夫な作り。江戸時代に生まれ、庶民の間で、広く好んで使用される。飾り気がなくシンプルさが魅力。

蛇の目傘(雨傘)は、柄は木棒で作られ、持ち手部分には籐を巻いている。和紙の色柄が豊富で、実用はもとより、インテリアに使っても楽しいものが多い。内側に飾り糸を施しており、差す人の目に嬉しく、美しい。
日傘は、番傘や蛇の目傘とは違い、防水加工をしていない。和紙本来の色、型染めされた模様を楽しむことができる。明るい陽射しは和紙を通して優しい光に変わる。男女問わず最も使用されている。

舞傘は、本絹を使用している透明度の高い舞踊用傘。その上品に透き通る魅力から、インテリアとしても人気がある。

和傘を3本ほど持っている。番傘は男性用、蛇の目傘は女性用と勝手に思い込んでいたが、そうではない。また、番傘だと思っていたものも実は蛇の目傘だったということも分かった。「傘をさす」の「さす」の漢字は「差す」…という今京都。


《京都・中京区》

和傘を買う人を見かけるが、さしている人は見ないね





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