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おつきあい

投稿日時 2018-3-9 0:00:00
執筆者 rrb
先日、教員養成系の大学研修会に参加した。仕事のおつきあいもあるし、お世話になった先生も何人かいるし…。
大学の先生の話の内容は奥が深い。テーマは「教員養成における研究と教育の間(はざま)」だったような。数人の大学の先生が発表したが、共通の指摘は、「現在の学校教育はこれでいいのか?」と解釈した。発表を聞いての所見は次のとおり。

現在の学校教育は「自己肯定」とか「達成」とか、いわゆる「成功」することへの導きを押し付けすぎる。文部科学省のホームページを見ると、育むのは「生きる力」とある。「成功体験」は大切なことだけれど、人生って成功より失敗のほうが多いのでは? 思うようにならないことのほうが断然多いと思う。本当に「生きる力」を育てるのであれば、「できない自分」「駄目な自分」をしっかりと受け止めさせ、そんな自分と、もがき苦しみながらどうつきあっていくか、あるいはつきあっていくという強さを教えるほうがいい。発表の中で「感動の教育」とあったが、私は「感じる教育」のほうがいいと思った。「感動」はどうも明るすぎるし、「成功」をイメージさせる。「できた自分」「できなかった自分」「わかった自分」「わからなかった自分」そういったものを「感じる」教育がいい。そのほうが人は強くなる。

学術的な見解は種々あるし、この感想もその一つとして成立するかな。先生方も元気そうだったし、安心。思わぬ勉強をしたが、とても新鮮だった。たまに勉強するのもいいもんだ…と、天を仰いで思うこと。

大学とかの学び舎に通いたくなったか?





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