rrbのブログ - たしない
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たしない2009/07/03 12:00 am
たしない
少ない。不十分な。もらい物の菓子などをおすそ分けするときに、「タシナイもんどすけど、おあがりしとくれやす」のようにいう。「足し無し」から。反対に、「よその店にはない、タシナイもんや」のように貴重なの意味にもなる。求めにくいこと、足りなくて貴重なことにいう。「お客さんに出さんならんし、タシナイもんやしな」と母親に言われると、子どもは納得して手をださない。(『京都新聞・折々の京ことば』堀井令以知より)
しばらくの間、コメント欄を閉じます。ご容赦ください。
四方山話(61)
漫画から思うこと

「宇宙戦艦ヤマト」の話に触れる機会があった。物語は、時は西暦2199年。地球は、「人類の奴隷化か死か」を要求するガミラス帝国の侵略を受け、遊星爆弾による無差別攻撃を受けていた。海は蒸発、放射能汚染で地上の生物は死滅する。地下都市を建設し人類は必死の抵抗を続けていたが、圧倒的な科学力の差の前になす術もなく、地下にも放射能汚染が進行。人類の絶滅まであと1年余りと迫っていた。最後の地球防衛艦隊が冥王星空域でのガミラス宇宙艦隊と交戦で壊滅、人類生存の希望は完全に潰えたかに見えたが、この海戦の最中に外宇宙から飛来した一隻の宇宙船が火星に不時着、通信カプセルが回収される。その中にはイスカンダルから、「放射能除去装置・コスモクリーナーDを受け取りに来るように」との救援メッセージと、航海に必要な波動エンジンの設計図が納められていた。極秘裏に改造中だった、宇宙戦艦ヤマトに波動エンジンが搭載され、目的が地球脱出から放射能除去装置・コスモクリーナーDの受け取りに変わる。14万8千光年の彼方、大マゼラン星雲のイスカンダル星に向け、1年以内に帰還しなければ人類滅亡という状況下、宇宙戦艦ヤマトは人類最後の希望を託されて発進する。ガミラス帝国との壮絶な死闘を繰り広げ、未知なる宇宙空間に翻弄されながら、一路イスカンダル星を目指す。

さて、このヤマトの第2作めに登場する「アンドロメダ」という戦艦がある。この戦艦は、地球防衛艦隊最大にして最強の10万トン級宇宙戦艦で、ヤマト以上の巨躯と威容を誇り、強力な武装を持ち、艦の自動制御化を進めている。艦の自動制御化を進めたため、ヤマト級戦艦の8割程度、95名と少ない。しかし、この自動制御化の傾向に疑念を持つ者もいた。というものである。
ヤマトの話を熱く語る方の印象は強いが、その中でも、「このアンドロメダの艦長が土方であるが、その艦長の言葉」を聞いた時のほうが印象的だ。それは「ヤマトには愛がある」という言葉。この場合の「愛」とは、「人の心」を表わしているのであろう。今の時代、ともすれば人との係わり合いを嫌い、孤立する傾向にあるが、ヤマトは互いに信頼しあい、支えあうという人間関係がある。

(神戸) カメラ/EPSON R-D1s レンズ/NOKTON classic 35mm F1.4
漫画とはいえ、そのテーマは人間関係だったのか…。もし、そうならば、単に戦いを描いたものだけではない、ということになる。漫画とはいえ、教訓めいているのはステキなことだ。話を聞いていて、今の時代に本当に必要なものは、「人間関係による個人の力量をさらに伸ばす」ことだろう…と、天を仰いで思うこと。

少ない。不十分な。もらい物の菓子などをおすそ分けするときに、「タシナイもんどすけど、おあがりしとくれやす」のようにいう。「足し無し」から。反対に、「よその店にはない、タシナイもんや」のように貴重なの意味にもなる。求めにくいこと、足りなくて貴重なことにいう。「お客さんに出さんならんし、タシナイもんやしな」と母親に言われると、子どもは納得して手をださない。(『京都新聞・折々の京ことば』堀井令以知より)
しばらくの間、コメント欄を閉じます。ご容赦ください。
四方山話(61)
漫画から思うこと

「宇宙戦艦ヤマト」の話に触れる機会があった。物語は、時は西暦2199年。地球は、「人類の奴隷化か死か」を要求するガミラス帝国の侵略を受け、遊星爆弾による無差別攻撃を受けていた。海は蒸発、放射能汚染で地上の生物は死滅する。地下都市を建設し人類は必死の抵抗を続けていたが、圧倒的な科学力の差の前になす術もなく、地下にも放射能汚染が進行。人類の絶滅まであと1年余りと迫っていた。最後の地球防衛艦隊が冥王星空域でのガミラス宇宙艦隊と交戦で壊滅、人類生存の希望は完全に潰えたかに見えたが、この海戦の最中に外宇宙から飛来した一隻の宇宙船が火星に不時着、通信カプセルが回収される。その中にはイスカンダルから、「放射能除去装置・コスモクリーナーDを受け取りに来るように」との救援メッセージと、航海に必要な波動エンジンの設計図が納められていた。極秘裏に改造中だった、宇宙戦艦ヤマトに波動エンジンが搭載され、目的が地球脱出から放射能除去装置・コスモクリーナーDの受け取りに変わる。14万8千光年の彼方、大マゼラン星雲のイスカンダル星に向け、1年以内に帰還しなければ人類滅亡という状況下、宇宙戦艦ヤマトは人類最後の希望を託されて発進する。ガミラス帝国との壮絶な死闘を繰り広げ、未知なる宇宙空間に翻弄されながら、一路イスカンダル星を目指す。

さて、このヤマトの第2作めに登場する「アンドロメダ」という戦艦がある。この戦艦は、地球防衛艦隊最大にして最強の10万トン級宇宙戦艦で、ヤマト以上の巨躯と威容を誇り、強力な武装を持ち、艦の自動制御化を進めている。艦の自動制御化を進めたため、ヤマト級戦艦の8割程度、95名と少ない。しかし、この自動制御化の傾向に疑念を持つ者もいた。というものである。
ヤマトの話を熱く語る方の印象は強いが、その中でも、「このアンドロメダの艦長が土方であるが、その艦長の言葉」を聞いた時のほうが印象的だ。それは「ヤマトには愛がある」という言葉。この場合の「愛」とは、「人の心」を表わしているのであろう。今の時代、ともすれば人との係わり合いを嫌い、孤立する傾向にあるが、ヤマトは互いに信頼しあい、支えあうという人間関係がある。

(神戸) カメラ/EPSON R-D1s レンズ/NOKTON classic 35mm F1.4
漫画とはいえ、そのテーマは人間関係だったのか…。もし、そうならば、単に戦いを描いたものだけではない、ということになる。漫画とはいえ、教訓めいているのはステキなことだ。話を聞いていて、今の時代に本当に必要なものは、「人間関係による個人の力量をさらに伸ばす」ことだろう…と、天を仰いで思うこと。


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