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祗園白川の山茶花

投稿日時 2011-12-17 0:00:00
執筆者 rrb
園白川の山茶花
紅葉もすっかり散ってしまい、枝だけになった木々がさむざむしい。色のない冬の到来だが、そんな日ごとにつのる寒さのなか、けなげに咲く山茶花(さざんか)の花がひらくと、心がなぐさめられる。
山茶花はツバキ科の植物で、野生種は白い花を咲かせる。園芸種が多く、祗園白川のほとりに立つ吉井勇の「かにかくに」の石碑横などに見られるような濃紅の花や、薄紅色のもの、また八重咲のものなどがある。
山茶花の名所は、ほかに北区の神光院、左京区の詩仙堂、右京区の天龍寺などが知られる。



山茶花といえば、「かきねの かきねの まがりかど」の歌いだし、童謡「たきび」を思い浮かべる。この歌の2番にある

さざんか さざんか さいたみち
たきびだ たきびだ おちばたき
「あたろうか」「あたろうよ」
しもやけ おててが もうかゆい

が、山茶花だ。
「サザンカ」と「ツバキ」との違いは、花の咲く時期。秋に咲き始めるのが「サザンカ」で、これから咲くのが「ツバキ」です。ただし、春に咲く「ハルサザンカ」なんていう種類もある。また、花ごとポトリと落ちるのが「ツバキ」で、花びらが散るように落ちるのが「サザンカ」。同じツバキ科ツバキ属だから、似ているのは当たり前。焚き火を見ることはなくなりましたが、「サザンカ」の花は公園でも見ることができる…という『きょうの京都』の今京都。


 




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