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京の紅葉
投稿日時 2011-11-14 0:00:00
執筆者 rrb
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京の紅葉 「紅葉日」とは、葉の大部分が紅色系に変り、緑色がほとんど認められなくなった最初の日と定義して、京都では京都地方気象台玄関前のイロハカエデが1975(昭和50)年から標準木となっている。気象台のデータによると、平均の紅葉日は12月1日となる。また、黄葉日の平均値は、京都は11月18日であるという。 桜と同様、紅葉も名刹や佳景の多い京都では見どころがふんだんにあって、どこの紅葉を見に行こうかと迷うことになる。あわせて宿の手配もあるので、観光客は、さかんに紅葉の見ごろ日を気にすることになろう。 その名所のひとつに嵐山がある。11月第2日曜日に「嵐山もみじ祭」がひらかれる。渡月橋付近の大堰川に船が浮かべられ、さまざまな芸能が船上の舞台で披露される。 その船は黒木の鳥居に小芝垣を乗せた野宮船、神輿を乗せた松尾大社船、菊の花で飾った大覚寺船、かつての天龍寺船貿易を模した天龍寺船など、古刹の遺構をあらわした船や芸能船が川面を往来し、大勢の見物客を楽しませる。 寺社の境内に鮮やかに色づいた紅葉を見るなら、青葉若葉のころが美しいところは必ず紅葉の名所となるという。市中を離れ、周山街道を北行すれば、神護寺、西明寺、高山寺の周囲は絶景となり、さらに足をのばし常照皇寺や峰定寺まで行けば全山の錦繍(きんしゅう)をひとりじめすることができるかも知れない。

周山街道はこの時期、観光客の車で混み合う。地元の住民にとってはある意味で迷惑でもある。また、片側一車線で山道の関係から追い越し禁止の道路だが、乱暴な運転をする輩も多く、頻繁に事故を目撃するので要注意だ…という『きょうの京都』の今京都。
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