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名残

投稿日時 2011-10-27 0:00:00
執筆者 rrb

茶の由では、10月のことを「名残の月」と呼ぶ。5月に摘まれた茶は壺に入れられて涼しいところで夏を越し、11月に茶壷の口切りをするため、11月が「茶人の正月」となる。そのため、残り少なくなってきた茶を惜しむ気持ち、それに加え、5月から10月まで使う風炉(ふろ)とももうじき分かれなくてはならない。そのような寂寞感が、10月を名残とよばせるゆえんだ。
侘び、寂びの情緒を感じるこの時期、「名残の茶会」がひらかれ、そこには秋草の残り花が活けられ、茶道具も焼け破れなどがあるものが好まれるという。



ちょっと一区切りついたような気がする…という『きょうの京都』の今京都。


 




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