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心がけ
投稿日時 2010-11-3 0:00:00
執筆者 rrb
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心がけ 本屋さんを覗くと『マネジメント』に関する本も結構並んでいる。ドラッガーがひとつのブームのようになっている。立ち読みをしている人や買っていく人を見ると、管理職ぽい人が多い。「読んでためになるのか…」と気になる。当然、読まないよりは読む方がいい。しかし、「やったつもりになる」ということである。つまり、読んで「できる気」になってしまい、実践は「できていない」ということに気づかないことだ。そういう心配はある。

誰しも、小学生や中学生の頃に夏休みなどの日々の計画表の作成をした記憶があるだろう。その時のことを思い出してみたい。 ○時 起床 ○時 朝食 ○時 午前の勉強 と、就寝を含む24時間を、丁寧に、それも色分けまで作る。そして眺める。で、おかしいところに気がついたり、これでは無理だと気がついたりして、書き直す。ようよう完成したときは、その計画表を眺め、できた気になる。しかし、しばらく日が過ぎると、その計画表どおりに行動しなくなる。そして、夏休みの終わりに慌てて宿題に取り掛かる…誰しもあった経験ではないだろうか。ここでの問題は、計画表をつくりあげたことによる達成感が次のステップ、つまり行動へと移させない心理が無意識に働くからである。また、きっちり作りすぎることにより、守れなくなったことへの諦め心理も手伝って実行できなくなる。この心理が働かないだろうか…と心配になる。

知識をもって理論立てるのは良いことだ。しかし、実践(実行)できてこそ、初めて成果となる。周りを見渡しても、薀蓄ばかりで実践できない輩が多い。これが厄介な存在になる。自分はこうはなりたくない…と思うが、ついつい…元来のめんどくさがり屋の性格が邪魔をして途中で投げ出すこともしばしば。このブログもそうである。プツン…と切れてしまったような感じである。 気がつけば11月だ。色々と考えると今年度はブログを続けるのには、相当無理がありそうだ。つづけるか、やめてしまうか、と色々悩む。そこで気がついたことがある。どちらかに決めなくてもよいではないか、ということだ。書きたいと思えば書けばよい。書けないときでも焦る必要はない。「やらなければならない」ということはないということだ。

自分を縛り付ける「呪縛」から脱却できたとき、自然と物事が進むようになる。「そこそこ感覚」というぐらいが丁度居心地がいいのかも知れない…と、天を仰いで思うこと。
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