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ふゆとし

投稿日時 2010-2-1 0:00:00
執筆者 rrb
ゆとし
旧年。「フユトシはいろいろお世話になりまして、本年もあい変わりませず」とあいさつする。「冬年」の意味。旧暦では10月から12月までを冬としたので、新春1月になると旧冬のことをフユトシといった。フルトシとも。古くなった年の意。ツユトシも旧年の意味で「ツユトシは格別のご厚情にあずかりまして」とあいさつする。ツイ(終)の年か。ツイは最後のことで終わった年の意味。(『京都新聞・折々の京ことば』堀井令以知より)

月、きさらぎ。今日から2月だ。「如月」は別に「衣更着(きぬさらぎ)」と表す。寒さが増す2月だから、着物を更に重ね着するという解釈は間違い。「生更ぎ」の意で、草木の更生することをいう。暦上は「春半ば」。草木も春に向かって芽を出してくる頃合だということか。

ごめかごめ(童謡物語第15弾) vol.1
童謡物語第15弾は「かごめかごめ」。行きつけのお店で出会った方々とお酒の会をつくっている。幹事を持ちまわしして月に一度、開催。随分以前であるが、その席上で「かもめかもめ」の論議となった。そこで調べてみたくなった。



「かごめかごめ」(わらべ歌)

かごめ かごめ
かごの中のとりは
いついつ 出やる
夜明けの ばんに
つるとかめと すべった
うしろのしょうめん だーれ

わらべ歌には、訳のわからない言葉が本当によくならぶ。この「かごめかごめ」はその典型ともいえる。まずこの「かごめ」って何?というのが気になる。「夜明けのばん」っていうのもピンとこない。慶事のトレードマークの鶴と亀がすべるのも腑に落ちない。揚げ句の果てに
 ♪ うしろのしょうめんだーれ
「うしろのしょうめん」ってどこ? 謎だらけの「かごめかごめ」、調べていけばいくほど色々な説にぶち当たる。



言葉の意味とこの歌に隠されているものは一体何?…今京都。(続く) ※写真と本文は関係ないのであしからず。


 




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