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以心伝心

投稿日時 2008-2-8 0:08:49
執筆者 rrb
しんでんしん…わざわざ思ったことを口にしなくても、お互いの心から心へ気持ちが通じ合うこと。
◇ちょっと予備知識 → 「以心伝心の仲」「以心伝心で知れる」などと使う。
                もとは仏教で、ことばにしにくい悟りの極意を心で伝えることをいった。
                類義語に教外別伝(きょうげべつでん)・拈華微笑(ねんげみしょう)・
                不立文字(ふりゅうもんじ)・維摩一黙(ゆいまいちもく)がある。

上稲荷神社(おりがみいなりじんじゃ) vol.1
京都市山科区の新十条通。ここは車両が絶え間なく行き交き、通り沿いには工場が建ち並ぶ。その傍らに折上稲荷神社(おりがみいなりじんじゃ)が静かにたたずんでいる。



この神社は「働く女性の守り神」として知られ、毎年6月の稲荷祭では神輿の担ぎ手の中に女性の姿も交じるという。



神社に伝わる文書によると、女性の守護として広く名が知られるきっかけとなったのは江戸時代末のこと。



孝明天皇が即位する際、長橋局を初めとする宮中の女官が次々と「たやすからぬ病」にかかり、大嘗祭(だいじょうさい)も行えない状況になった。



既に女性の守り神として信仰されていた折上稲荷に祈祷が命じられ、37日間の祈祷を行った末に女官たちの病気は治まったとされている。



以後、天皇が東京に移るまでは毎年女官が参拝に訪れるとともに、折上稲荷から「不浄除守(ふじょうよけまもり)」とお札を宮中に納めていたといい、その版木は今も神社に保管されているという。



また、孝明天皇から下賜された「長命箸」が本殿にあり、毎年12には「長命祭」が執り行われている。女性の守り神とされてきた理由は「その名前にある」という…今京都。(続く)


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