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馬耳東風

投稿日時 2008-2-7 0:05:43
執筆者 rrb
じとうふう…他人の言うことをまったく気にかけず、聞き流すこと。馬の耳に念仏。柳に風。
◇ちょっと予備知識 → 春を告げる心地よい東風が吹いても、馬は一向に気にしていないように見えることから。
                類義語に呼牛呼馬(こぎゅうこば)・対牛弾琴(たいぎゅうだんきん)がある。

るにほっこり
「はるにほっこり」というと、「春にほっとする」ととれるだろうが、実は違う。



京都で日常よく使う京ことばのベスト5は「おおきに」「さいなら」「〜しはる」「しんどい」「ほっこり」の順だという。この中で不思議な存在が「〜しはる」と「ほっこり」。



この「はる」と「ほっこり」のお話である。まず「はる」であるが、京都の「書かはる」、大阪の「書けはる」の「はる」は尊敬の意味で使用するが、京都では「はる」は別の意味も存在する。



それは「ワンワン(犬)が通らはる」のように動物にも使い、「よう泣かはる子やなぁ」のように子に対しても使う。尊敬の意味でも使用するし、状態・状況を表すときにも使用する。



次に、「ほっこりする」は、語感から「ほっとする」の意味にとられがちだが、これも実際は違う。



「ほっこりした」の正しい意味は「がっかりした」「つかれた」「いやになった」なのである。たとえば「せんど歩いたさかい、ほっこりした」という。「たくさん歩いたから疲れた」という意味である。



この「ほっこりする」には、時間的な経過が含まれていて、「がっかりした」「疲れた」「いやになった」結果を、あとから自分で眺めているニュアンスがある。だからお茶を飲むときやひと休みするときに思わず口について出るのだという。



その時点では「がっかりした」「つかれた」「いやになった」状態から解放されつつあって、時間的経過のその先には「ほっとする」状態が待っているというような状況なのだという。



こういうところから、最近では「ほっとする」という意味でも用いられているが、単純に「ほっとする」のではない。



つまり「仕事がすんで、ほっこりした」といった場合は「仕事がすんで、疲れたけれど、ほっとした」となる。「疲れたけれど」が加わり「ほっとした」とつながる。



「今日もブログが更新できて、ほっこりした」というところか…今京都。 ※本文と写真は関係ないのであしからず。


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