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びんしょ

投稿日時 2009-8-26 0:00:00
執筆者 rrb
んしょ
汚らわしいこと。「ビンショやし、触らんとき」 ペンショ・ビンショともいう。鬢髪(びんぱつ)を調えた「鬢所(びんしょ)」からか。便所からとの説も。子ども仲間で汚いものに触ったとき「ベンショベンショ」とはやした。便所を室町時代からベンショといった。平安時代には適当なところの意味で、便所をビンショと発音した。馬糞などを踏み付けた子に「ビビンショに触るな」などと、はやしたこともあった。(『京都新聞・折々の京ことば』堀井令以知より)

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を仰いで思うこと



先日の新聞に、地蔵盆のことが掲載されていた。記事はこうだ。
散髪の途中に理容師が交代したことがある。「どうしても行かんとあかんところがあるんです」と向かった先は地蔵盆の会場。当番の時間になったのだろう。「客がいる」程度の理由では予定を変更できない。子どもの成長を祈る地蔵盆は、京都市内などでは各町内会最大のイベント。早朝のテント張りなど会場設営から、お坊さんの送り迎え、余興、景品、仕上げの花火まで手を抜けない。
というもの。確かに、地蔵盆は町内にとって一大イベントだ。



記事は続く。
中京区の竹間公園には、道路に面した東西と北の三方にお地蔵さまのほこらがある。周辺は地蔵盆の最も盛んな土地柄といえよう。ところが北のお地蔵さまは、ここに安置されるまでに存廃の危機を迎えていた。4、5年前は、お守りする大津町内の少し離れた民家の前にあったが、土地売却に伴い移転せざるを得なくなった。新たな引き受け手は現れず、お地蔵さまの居場所がなくなった。公園への移転を決めるも、費用は町内会持ち。困り果てていると、土地の購入者が基礎工事費用の負担を申し出、新しいほこらの建築に予算を超える寄付が集まった。「前の場所に長く置いてもらって感謝している。いくらか出すのは当たり前」。町内の声に感激した。地域のきずなは残っている。
というものである。


(神戸) カメラ/EPSON R-D1s  レンズ/NOKTON classic 35mm F1.4

7月の祇園祭で夏が始まり、8月16日の送り火、そして、地蔵盆と続き、京都の夏は終わっていく。今年もいくつかの地蔵盆を遠巻きに見たが、子どもたちの姿が減っている。信仰のものであるから、風物詩という表現はあまり好まないが、できれば、末永く続いて欲しいものだ…と、天を仰いで思うこと。
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