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あんじょう

投稿日時 2009-6-26 0:00:00
執筆者 rrb
んじょう
「アンジョウ教ええてあげて」「この話アンジョウまとまるとええな」と用い、上手に、うまくの意。「アンジョウあいつにだまされてしもた」のようにも用いる。もとは「味良く」からで、味覚表現であった。好都合に、いい具合に、の意味でアンバヨウとも。「仕事がアンバヨウ済んでよろしおしたな」 アンバヨウはアンバイヨクからで、アンバイは健康や天気ついていう。「機械のアンバイ」は機械の調子。(『京都新聞・折々の京ことば』堀井令以知より)

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方山話(58)
蛍について思うこと



蛍が発光する能力を獲得したのは「敵をおどかすため」という説や、「食べるとまずいことを警告する警戒色である」という説がある。事実ホタル科の昆虫は毒をもっており、よく似た姿や配色(ベーツ擬態、ミューラー擬態)をした昆虫も存在する。卵や幼虫の時代にはほとんどの種類が発光するが、成虫が発光する種は夜行性の種が大半を占め、昼行性の種の成虫では強く発光する種も存在するが、多くの種はまず発光しない。


カメラ/EPSON R-D1s  レンズ/NOKTON classic 35mm F1.4

夜行性の種類ではおもに配偶行動の交信に発光を用いており、光を放つリズムやその際の飛び方などに種ごとの特徴がある。このため、「交尾のために発光能力を獲得した」と言う説も有力である。一般的には雄の方が運動性に優れ、飛び回りながら雌を探し、雌はあまり動かない。成虫が発光する場合は蛹も発光するので、このような種は生活史の全段階で発光することになる。


カメラ/EPSON R-D1s  レンズ/NOKTON classic 35mm F1.4

また、蛍の種類は世界中で約2000種類、日本では約40種類が生息。日本で鑑賞できる代表的なものはゲンジホタル・ヘイケホタル・ヒメホタル。成虫はゲンジホタルの方が少し大きく発光も強めだという。ゲンジボタルの見ごろは5〜7月、ヘイケホタルは6〜8月が一般的。蛍鑑賞ができるのは夜7時〜9時頃で、月明かりがない・雨上がりで湿度が高い・風がないなどの条件が揃うと活発に活動する。
さて、その蛍。思わぬところにたくさんいた。が、写真を撮りに行ったときは前日の大雨で流されていた。それでもこれだけ撮ることができたのは幸いなことである。来年はもっと撮りたい…と、天を仰いで思うこと。


 




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