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断末魔

投稿日時 2009-3-22 0:00:00
執筆者 rrb
んまつま…息を引き取る間際。また、臨終の苦しみのこと。
◇ちょっと予備知識 → 「末魔」は仏教で、触られると激痛を伴って死に至るとされる身体の部分。
                「断末摩」とも書く。
                類義語に今際(いまわ)・末期(まつご)・死期(しき)・往生際(おうじょうぎわ)がある。

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京都は年間を通して多くの観光客が訪れるが、市内中心部の道路は狭く自動車による移動には適さない。路面電車や路線バスなど公共交通を活用したほうがはるかに効率的である。渋滞の主な原因はマイカーと公共交通の混在。マイカーの流入で路線バスは遅くなり、時刻表どおりに運行できない。バスが時間どおりに来ないのでマイカーの使用が増え、さらに道路が混雑するという悪循環に陥ってしまう。多くの人がマイカーをやめると路線バスの遅れはなくなり、バスの増便も可能となってくる。便利なら公共交通の利用者も増える。また、渋滞は駐車場の問題でもある。観光バスは動いている間はまだよいが、観光客を降ろして待つ間、駐車スペースが必要となる。マイカーとともに駐車待ちの渋滞を引き起こす。



郊外の駐車場にマイカーを置き、公共交通で移動する「パークアンドライド」を京都は推進している。観光バスも「パークアンドライド」の対象としたいものだ。都市交通に関しては、歩行者、公共交通、自転車、自動車の順に考えるのが基本ルール。現在は自動車が優先的に考えられており、逆になっているのが実態。場所柄などをよく検討し、必要な規制なら設けなくてはならない。人々に訴えかけて意識を変える手法「モビリティ・マネジメント」の活用により、京都に車を流入させないように呼びかけるしかない。時間はかかるが社会的風潮させ作れれば、強制的な規制もしやすくなる。


(カメラ/EPSON R-D1s  レンズ/NOKTON classic 35mm F1.4)

以前に歩く(←クリック)で掲載した内容と類似するが、もうすぐ桜の季節。冬の間、少しはマシになっていたが、これからの季節は花見の観光客で渋滞、その渋滞の車から出る排気ガスで空気が汚れる。渋滞は人をイライラさせ、環境をも破壊する。渋滞はないほうがいいのは当たり前だよね、羅漢さん…今京都。


蔵物語(249)



さて、諸刃の剣の情報がひとつ。2009(平成21)年3月28日から全国で高速道路料金の大幅値下げが始まる。値下げの影響で観光客が増える一方で、市内の車の流入も増えると予想される。京都市は「パークアンドライド」のPRを強化するというが、どこまで対応しきれるか、また、どれだけの人が従ってくれるか、問題だ。今回の大幅値下げは、地方圏の高速道路料金が土日祝日に限り上限1000円で乗り放題になるというもの。確かに観光客の増加は期待できるが、観光客が増えても渋滞が悪化すれば、歩行者と公共交通を優先する交通政策や地球温暖化防止の取り組みが後退しかねない。さらに、今更ながらに以前に掲載した寺社仏閣(←クリック)の内容が気になる。高速道路料金の大幅値下げは観光地にとってはまさに諸刃の剣だよね、お地蔵さん…今京都。


 




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