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後日談

投稿日時 2009-2-20 0:00:00
執筆者 rrb
じつだん…物語や事件が落着したあと、どうなったかについての話。
◇ちょっと予備知識 → 「後日」はある日より後の日、これから先のこと。「ごにち」とも読む。
                類義語に後日譚(ごじつたん)・後日物語(ごじつものがたり)がある。


のネタ雑学(7)
ミカンの皮でマジックインクの汚れが取れる?  (旧フォトヴィレッジ 2006年12月2日掲載)



ニューヨークの地下鉄は落書きだらけ。最近は日本でも芸術と称して落書きが街のあちこちで見られる。決して芸術ではないと思うが…。この落書き、消しても消してもすぐに書かれてしまう。落書きを消すのは大変だろうとついつい同情も。
この落書き消しに使われているのが、オレンジの皮から採った油。アメリカではオレンジやグレープフルーツがとても安く手に入るので、安上がりのアイデアという訳。オレンジの汚れ落としはアメリカで広く使われているけれど、最近は日本でも少しずつ広がってきているとのことだ。



レモンやオレンジ、ミカンの皮には、テルペン系の油分が含まれている。炎のそばでミカンの皮をつぶすと、油が飛んでパチパチと火花が飛ぶ、その成分。油性の汚れ落としに古くから使われてきたのはテレピン油という油。これは松ヤニに水を加えて加熱し、水蒸気と一緒に上流されてくる油分を集めたもので、成分は、テルペン系の炭酸水素。両者は溶剤としての性質が非常に似ていて、マジックインクの汚れがあったら、ミカンやオレンジの皮でギュッギュッとこすってください。驚くほどきれいに取れるはず。


(神戸 生田神社) カメラ/EPSON R-D1s  レンズ/NOKTON classic 35mm F1.4

さて、もうひとつの使い方。冬は灯油を使った暖房器具を使用。給油する時にいくら気をつけても、手に臭いが。そんな時はミカンの皮で手をゴシゴシ。その後、水で洗うとイヤ〜な灯油の臭いがとれる。悩まされている方、一度、お試しあれ!…と、天を仰いで思うこと。 ※写真は本文とは関係ないのであしからず。
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