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十八番

投稿日時 2009-1-30 0:00:00
執筆者 rrb
はこ…一番得意とする芸。また、その人がよく使う手段や方法。
◇ちょっと予備知識 → 歌舞伎の市川家が得意とする18本の台本を箱に入れて秘蔵したということから。
                類義語に御家芸(おいえげい)・得意技(とくいわざ)がある。
                対義語は不得手(ふえて)・苦手(にがて)。

の冬に思うこと
「宇宙の暗黒の中の小さな青い宝石」。アポロ15号の宇宙飛行士だったジム・アーウィン氏は月から見た地球の印象をそう語っている。(立花隆「宇宙からの帰還」中央公論新社)



アーウィン氏は、月面上で神の存在を身近に感じて、後に伝道師になる。日本の月探査衛星「かぐや」から届いた映像を見て、その気持ちが分かるような気がした。かぐやの映像は、月面上約100kmの高さから約380000kmかなたの地球を広角レンズでとらえた。世界初のハイビジョン撮影で、インターネットでも公開している。37年前の宇宙飛行士の強烈な印象そのままの美しい姿だ。



地球の養父母を深く愛しながら月に帰る宇宙人の美少女、かぐや姫のイメージは、日本の衛星にぴったりだ。中国が打ち上げた月探査衛星「嫦娥(じょうが)」は、不老不死の薬を飲んで月に上った仙女の神話が由来だという。
伝説の美女二人が頼りの日中だけでなく、米国とインドの無人機が月に向かう。欧州やロシアも交えて、これから月の資源調査などを目的にした国際的な月探査ラッシュが始まりそうだ。


(神戸 湊川神社) カメラ/EPSON R-D1s  レンズ/NOKTON classic 35mm F1.4

いつだったか、日米首脳会談で福田首相は、かぐや撮影の写真パネルをブッシュ大統領に贈り地球温暖化問題をアピールした。アーウィン氏は地球は「もろく、はかなくも見えた」とも話している。まず地球を守らないと、宇宙開発の夢もしぼみかねない。
この冬、二度ほど冬将軍が訪れたが、京都市街地に積雪らしい積雪はここ数年ない。地球が正しく呼吸するためにも地球温暖化を少しでも防止できることを心がけたい…と、天を仰いで思うこと。


 




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