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慇懃無礼

投稿日時 2008-11-27 0:00:00
執筆者 rrb
んぎんぶれい…あまりに丁寧すぎて、かえって失礼な感じがすること。うわべは礼儀正しく丁寧だが、心の中では尊大で、相手を見下げていること。
◇ちょっと予備知識 → 「慇懃」は極めて礼儀正しいこと。
                類義語に慇懃尾籠(いんぎんびろう)がある。

宅八幡宮 vol.5(最終回)  vol.4はここ
その他に、この三宅八幡宮には狛犬ならぬ「狛鳩」が置かれている。



境内にも鳩がいて参拝者はエサをあげることができる。



又、拝殿の幕にも「鳩」が描かれ、石燈籠や瓦にも「鳩」の模様があり、絵馬にも「鳩」が描かれている。



この鳩であるが、一説には、宇佐八幡宮から石清水八幡宮へ八幡神を勧請した際に、白い鳩が道案内をしたと伝えられ、以来、八幡宮の 「鳩」 は 「神様の使い」 として大切にされてきたという言い伝えがあるらしい。



お宮参りの際に、「神鳩(しんばと)」という、土製のつがいの鳩を授けてもらい、子供が無事成長した折にお礼にお返しにくるというならわしがある。



「神鳩」は素焼きに色をつけたつがいの鳩の人形です。金色の首の輪があるほうがオス、ないほうがメス。



さらに、鳩笛や鈴鳩、鳩餅など、鳩にちなんだグッズもたくさん売られている。



中でも鳩をかたどった「鳩餅」は、三宅八幡宮でしか頂くことができない隠れた人気商品だそうだ。



米の粉を蒸したもので、白、ニッキ、抹茶の三種類。むっちりとした口さわりの、素朴な味のするお菓子。



鳩は八幡神の使いとして武士などに信仰されたそうだ。これだけ「鳩」グッズがあるのに、三宅八幡宮と鳩との関係が、これほど深いものとなったのはいつ頃か、又その理由など、詳細は全く不明だそうだ。



かんの虫封じを調べに行って、ここまで話題があるとは思わなかった。三宅八幡宮にはその他にも話題が潜んでいるかもしれないと鳥居の下にいる鳩を見て思った…今京都。


 




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