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一得一失

投稿日時 2008-11-19 0:00:00
執筆者 rrb
っとくいっしつ…一つの得があれば、その一方で損失があるということ。一方がよくても、もう片方が都合の悪いときにもいう。
◇ちょっと予備知識 → 「一失一得」ともいう。
                類義語に一利一害(いちりいちがい)・一長一短(いっちょういったん)がある。

戸落葉神社(いわとおちばじんじゃ) vol.2(最終回)  vol.1はここ
今年は運良く1年に1度のライトアップの試験点灯に出くわした。ライトアップは地元の住民さんが有志で実施しているとのこと。写真を撮っていると、おじさんが色々とお話をしてくれ、この地(小野)はあの小野篁(おののたかむら)とも縁があるということを教えてくれた。



小野篁といえば、六道珍皇寺でも取り上げた。
「子子子子子子子子子子子子」と書いてなんと読む? 「ねこの子のこねこ、ししのこのこじじ」と即座に答えたとして、天性の頭のキレと博学ぶりが今に伝わるっている。この出題は、平安時代初期の嵯峨天皇で「宇治拾遺集」巻三に出てくる。



また、小野篁は遣唐副使に選ばれながら、唐に渡る船が気に入らないと言い争い、挙句は仮病を使って乗船拒否。果ては遣唐使の風刺までしたため嵯峨天皇の怒りを買い、隠岐に島流しにされることもあった。



「昼間は朝廷に勤める参議、夜は冥界の閻魔庁へ勤める高官として、閻魔大王に仕えていた」といい、昼間と夜で、あの世とこの世を自由に行き来して暮している…などなど、思わぬところで小野篁談義となった。


この写真XPのフォトコン板にも掲載

今年の岩戸落葉神社は月と黄葉と小野篁の揃い踏みとなった。この葉が落ちたら地面は黄色い絨毯と化す。その頃に時間が取れれば再訪したい…今京都。 ※今回はレンジファインダーデジカメR-D1sでの撮影。


 




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