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古今東西
投稿日時 2008-7-24 9:45:53
執筆者 rrb
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ここんとうざい…昔から今まで、ありとあらゆる場所において。いつでもどこでも。
◇ちょっと予備知識 → 「古今」は昔から今に至るまで。「東西」は四方八方、世界中。「東西古今」ともいう。
類義語に往古来今(おうこらいこん)・古往今来(こおうこんらい)がある。
神光院・蓮月庵 vol.1
二度の結婚は離縁と死別、授かった五人の子どもはみんな幼くして病気などで亡くした。江戸幕末期から明治にかけて京都で活躍した陶芸歌人の大田垣蓮月(1971〜1875年)は、悲痛な運命を背負いながらも85年の人生を生き抜いた。
尼僧として晩年を過ごした茶室「蓮月庵」が今も京都市北区西賀茂神光院町の神光院の境内に残る。
蓮月は京都・三本木(今の河原町通丸太町東入ル)で生まれ、生後すぐに知恩院の寺侍大田垣家へ養女に出された。最初の結婚で生まれた一男二女は生後すぐに死亡し、夫とも離縁した。
二度目の結婚も夫を病気で失い、33歳で出家。不幸は続き、42歳までに一男一女と養父を亡くした。蓮月の前半生は「不遇の連続で、人の世の悲しみと無情を味わい抜いた」と推し量ることができる。
それでも蓮月は生きた。40歳を過ぎてから自作の和歌を彫った陶器「蓮月焼」が大流行。訪問客が増え、逃れるために引っ越しを繰り返し、多い年は一年で13回も重ねたという。このあたりが「引っ越しの蓮月」とも呼ばれたゆえんである。
落ち着いた先がこの「蓮月庵」で、蓮月が75歳のとき。「蓮月庵」は約40�屬慮鼎瓩�しい平屋の木造建物で、木々に囲まれ存在を隠すように立つ。
新緑が眩しい季節に訪れた…今京都。(続く)
 
 
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