フォトヴィレッジ

はんなり/京ことば

投稿日時 2018-10-18 0:00:00
執筆者 rrb
「はんなり」という言葉、京都に関する情報誌やインターネットなどで最近はよく見かける。意味は「華やかで上品さと気品も兼ね備えている様子」ということ。他にも「粋で知的な様、明るく鮮やかである様、陽気な明るさ、すかっとした様、落ち着いた様」など広い意味を含む。当然、京都弁(京ことば)である。
元々は、着物の色合いを表現する時に使用した言葉とされている。京都は呉服文化が発展し、舞妓や芸者など着物を召した女性が活躍する町ということが、この言葉の誕生背景になるのかも。「華あり」が転じた言葉という説と「華なり」が転じた言葉という説の2つがある。

さて、本音を言葉の裏に隠して話すや嫌みな言い方をすると言われる傾向にあるのが京都人。「元気がよろしいどすな」は「うるさい」ということ、「ええ香りがしてますな」は「匂いがきつい」ということ。褒めるニュアンスで遠まわしに伝えるが、これは意地悪ではない。人間関係を円滑にするための京都人の配慮。
「はんなりしてて可愛らしいなあ」とか言われた場合、それは決して遠回しではない。「はんなり」は京都人にとって最高の褒め言葉なので、ここは京都人に認められたことを素直に喜ぶといい…という今京都。

京都のことばは独特やね





フォトヴィレッジにて更に多くのブログを読むことができます。
http://www.rrbphotovillage.jp

このブログのURL
http://www.rrbphotovillage.jp/modules/rrbblog/details.php?blog_id=1904