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極上の孤独

投稿日時 2018-9-28 0:00:00
執筆者 rrb
これは幻冬舎から出版されている下重暁子氏の本のタイトルだ。ずばり、「孤独ほど、贅沢で愉快なものはない」と言い切っている。最もお気に入りの部分を引用しよう。

一人の時間を孤独だと捕えず、自分と対面する時間だと思えば、汲めども尽きぬ、ほんとうの自分を知ることになる。自分はどう考えているのか、何がしたくて何をすべきか、何を選べばいいか、生き方が自ずと見えてくる
孤独ほど、贅沢な時間はない。誰にも邪魔されない自由もある。群れず、媚びず、自分の姿勢を貫く。すると内面から品も滲み出てくる。そんな成熟した人間だけが到達出来る境地が「孤独」である。

なんと素敵な内容か。今は人と人とのつながりばかりが強調され、スマホなどの機器を通じてやりとりをしていないと不安になる人もいる。誰かとつながりたいと「いいね」を押し、写真を載せ、共感を得ようとする。その実、今ほど人と人が遮断された時代はないのではないだろうか。それに、人は、最後の決断は一人で行うものである。一人でも生きていける時代になっているときこそ、今一度「孤独」について考えるにはうってつけの本だ…と、天を仰いで思うこと。

読書の秋にふさわしく連続で本の話題だね





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