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遊ぶ

投稿日時 2018-3-30 0:00:00
執筆者 rrb
『広辞苑』(第六版)にひとつの意味として「子どもや魚鳥などが無心に動きまわる」とある。「スズメが庭に遊ぶ」という使用例は正しいのかな。「日本語だから色々な思考につながった。日本に生まれてよかった」というようなことをノーベル賞を受賞した日本人が言ったと聞く。確かにそうかもしれない。

きょうのタイトルの「遊ぶ」でも『広辞苑』(第六版)には9つの説明がある。じっくり読むとひとつの意味として「楽しいと思うことをして心を慰める」とある。「遊んでばかりいないで勉強しなさい」という使い方の場合、この意味が適用されるのだろうが、どこか違和感がある。この場合の「遊び」には、「サボっている」という感情が含まれているからだろうか。

おかあさんぼくにもっと「ことば」をくださいのコマーシャルの小学館の『例解学習 国語辞典』(第十版)には、「すきなことをして楽しむ」「仕事がなくてひまでいる」「利用されていない」の3つの説明となっている。「すきなことをして楽しむ」は『広辞苑』の「楽しいと思うことをして心を慰める」にあてはまるのだろうが、「慰める」という言葉の存在は大きいのではないか。説明文のあり方によって意味の捉え方が変化するではないか。

などなど考えてしまう。いずれにしはても言語学者ではないので詳しく知る由もない。ただ、時には辞典・辞書を読むのも楽しい…と、天を仰いで思うこと。

辞典・辞書は頭から読めと林修氏は言ってるよね。その影響?





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