|
九死一生
投稿日時 2008-5-16 0:07:18
執筆者 rrb
|
きゅうしいっしょう…ほとんど助かる見込みのない危険な状態から、辛うじて命拾いすること。
◇ちょっと予備知識 → 「九死」は十のうち九までは死ぬだろうと思われるような状態。
「九死(に)一生を得る」などと使う。
類義語に十死一生(じゅうしいっしょう)・万死一生(ばんしいっしょう)がある。
北野天満宮(京都) vol.3 vol.2はここ(←ｸﾘｯｸ) ○付番号は配置図参照(←ｸﾘｯｸ)
さて、名前の続き。
そして、北野神社から社僧は還俗して神官となり、本殿にあった仏像は他寺院へ移された。境内の毘沙門堂、多宝塔、鐘楼などが撤去された。
(��社殿)
祇園さんこと祇園感神院は「八坂神社」と改名し、牛頭天王の神号を廃止。大鳥居に掲げられていた「感神院」の額もはずされた。
(��社殿横)
愛宕山では「愛宕大権現」を「愛宕神社」に改名。境内の寺は撤去され、本地仏の将軍地蔵は金蔵寺に移された。
(��地主社あたり)
山伏たちの修験道は神仏習合そのものとして廃止令が出され、天台あるいは真言両宗に帰入するように命じられた。
(裏側から��社殿)
こうして神社から仏の部分が切り離されたのが明治初めの神仏分離であった。北野天満宮は「北野神社」となり、祇園感神院は「八坂神社」と呼び名を変えた。
(境内にある梅が実を…)
この時点では、大社といえば出雲大社であり、神宮といえば伊勢神宮であった。こういう時代が明治、大正、昭和の戦前まで続いたが、敗戦を契機に再び大変革があった。
(��社殿の西側)
それは、「北野神社」は「北野天満宮」という名に戻るという大変革であり、こうして「北野天満宮」の名が定着する。
(��社殿の西側から社殿の正面(参拝風景))
さらに、もうひとつ不思議なことがある。「北野ジンシャ」「松尾ジンシャ」「八坂ジンシャ」というお年寄りが多いということである。「ジンジャ」と濁るのではなく「ジンシャ」と濁らないのである。何故だろう？と、気になるがこの課題は別の機会に…今京都。(続く)
 
 
|
|