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天空海闊

投稿日時 2007-12-18 0:05:01
執筆者 rrb
んくうかいかつ…海や空が果てしなく広がっていること。また、人の度量が大きく、大らかで蟠りがないこと。
◇ちょっと予備知識 → 「天空」は空が雲ひとつなく晴れわたり、広々としていること。
                「海闊」は海がどこまでも広がっていること。「海闊天空」ともいう。
                類義語に天高海闊(てんこうかいかつ)・豪放磊落(ごうほうらいらく)・
                自由闊達(じゆうかったつ)がある。

国寺 宗旦狐(そうたんきつね) vol.1
街の喧噪から切り離されたかのような静けさが広がる京都市上京区の相国寺。臨済宗相国寺派本山。塔頭慈照院は宗旦(そうたん)によって開かれたと伝えられる。その境内の一隅に、ひっそりと佇むお稲荷さんがある。その名は「宗旦稲荷(そうたんいなり)」。暑い夏の日に訪れた。



この稲荷には茶人千利休の孫に当たる宗旦に姿を変え、人々の前に現れた古ギツネ「宗旦狐」が祀られている。このキツネには数々の逸話が語り継がれ、今でも境内の藪からひょっこりと出てきそうな雰囲気が残る。



その逸話とは、江戸時代の初めごろ、相国寺の藪に住む白いキツネが宗旦になりすまし、近所の茶人の家に赴いては茶を飲み、菓子を食べていた。



ある時、寺の塔頭慈照院の茶室開きで、点前を披露していたところ、遅れて入ってきた宗旦が、その見事な点前に感じ入ったという。



一方、宗旦に気付いたキツネは、慌てて茶室の窓を突き破って逃げた。慈照院にある茶室「頤神(いしん)室」の窓は、破られた跡を修理したため、普通の茶室の窓より大きいという。他にも托鉢の列に加わったり、囲碁をしていたという話もある。



そんなユーモラスな宗旦狐だが、寺の近くの豆腐屋「子字屋(ちょうじや)」に伝わる最期のエピソードは少し哀れである。そのエピソードとは…今京都。(続く)

節はずれの紅葉





12月ももう半ばを過ぎ紅葉というには遅いけれど、在庫があるのでアップしちゃおう…今京都。

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