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濡髪大明神/知恩院

投稿日時 2017-10-30 0:00:00
執筆者 rrb
季節を問わず観光客や参拝の方の姿が絶えない知恩院。その境内の北東の隅、墓地に囲まれた場所にひっそりとたたずむ小さな社がある。社は、知恩院を火災から守る白キツネを祀っている。

江戸初期、知恩院の霊巖(れいがん)上人の枕元に濡れ姿ですすり泣く童子が現れた。童子は、昔から境内に住んでいた白キツネで、御影堂が建設されたために住み家をなくしたという。あわれに思った霊巖上人は、童子のために住み家をつくってやった。後日、再び枕元に現れた童子は、お礼に知恩院を火災から守ることを誓ったという。上人は、その童子を濡髪童子と名づけ、社にまつった…と伝わる。

濡髪大明神は知恩院境内の中で表鬼門の場所にあり、知恩院全体を災厄から守っているのだろうと想像する。防火の神だけでなく、良縁成就の神としても、慕われている…という今京都。








《京都・知恩院》

階段を結構昇ったよね





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