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市比賣神社

投稿日時 2017-10-9 0:00:00
執筆者 rrb
市比賣神社(いちひめじんじゃ)は、下京区市姫通下寺町東入本塩竃町にある。795(延暦14)年、藤原冬嗣が平安京の東西市の守護神として東市屋(ひがしのいちや)に宗像三神を勧請したのが始まりという。東市屋とは七条北・北小路南・堀川西・猪熊東。宗像三神は市寸嶋比売命(いちきしまひめのみこと)・多紀理毘売命(たぎりひめのみこと)・多岐都比売命(たぎつひめのみこと)。祭神は、この三神と下光比賣命(したてるひめのみこと)・神大市比賣命(かみおおいちひめのみこと)の五神。1591(天正19)年、豊臣秀吉が現在の地に移した。御祭神は全て女神様をお祀りしているところから女性の守り神とされ、女性全ての願い事にご利益がある。特に「女人厄除け」の神として厄除け女性の参拝者が全国から絶えないという。

ダルマのように見える「姫みくじ」。女性に縁の深い市比賣神社のお守りということで名付けられた「姫」みくじ。雛人形に代表されるように「女性と人形」は深く関わりがあり、三月の桃の節句も女子の健やかな成長を願う意味合いがある。このおみくじも先を示すことで、幸運を招いていただこうという願いが込められている。

天之真名井(あめのまない)は、落陽の七名水の一つに数えられ、当社神宝天目椀「天之八塩(あめのやしお)」で汲み出された「若水(わかみず)」を、歴代天皇の産湯に用いられたという伝承が残る。現在も名水として茶会、花展・書展等に用いられる。また、絵馬を掛け、「天之真名井」のご神水を飲んで手を合わせると、心よりの願い事が一つだけ叶うと伝えられる。

毎日使っているいろいろなカードは自分の身分証明。そんなカードを使い終わったからといって、粗末に扱っていいものではない、使い終わったカードに感謝する意味で祓い清めるカード塚があるなど、時代にそった新しいものも取り込んでいる。狭い敷地だが由緒は深い…という今京都。












《京都・市比賣神社》

姫みくじ、やった?





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