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伏見

投稿日時 2016-11-29 0:00:00
執筆者 rrb
京阪中書島駅の近くに伏見港公園がある。かつて伏見が港湾都市として栄えた名残である。

古来、景勝地として貴族の別荘が営まれていた伏見の様相が一変したのは、1592(文禄元)年、豊臣秀吉の伏見城築城後のことだった。城の造営に伴い大名屋敷や町屋などが建ち並ぶようになり、大城下町が形成されたのである。

さらに秀吉は、琵琶湖を水源とする宇治川を淀川へ合流させるとともに、伏見城へ宇治川の流れを引き込み、伏見港を整備した。これにより、伏見は水路で大坂と結ばれようになり、物流の拠点として発展した。
江戸時代、高瀬川の開削で京都と大坂が舟運によって結ばれると、伏見は京都の外港としての役割を担うようになり、中継地として隆盛を極める。

特に栄えたのが京橋界隈で、船着場に面して多くの旅籠屋や荷物問屋が建ち並んだ。幕末の志士・坂本龍馬が定宿としていたことで知られる寺田屋も、京橋北詰の東にあった…という今京都。




《京都・伏見》

この辺りは酒蔵でも有名だよね





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