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京都は水の都?

投稿日時 2016-10-19 0:00:00
執筆者 rrb
しばしば京都は「山紫水明の都」として表現される。「山紫水明」はご存じのように「山は日の光に映えて紫色にかすんで見え、川の水は澄みきっていること」で、自然景観の美しさを表す。
確かに東山や北山、西山などの山々が織りなす四季折々の美は、いまでも我々の目を楽しませ、観光客を呼び寄せる。
一方、水明を表すほど現在の京都に川が多いとは思えない。しかし、歴史をさかのぼると、京都市中には多くの川が流れていたようだ。

平安時代には、平安京域に富小路川、東洞院川、子代川(烏丸川)、室町川、町川、西洞院川、東堀川、大宮川、西大宮川、西堀川(紙屋川)、佐比川、西室町川という12本の川、そして京域の外に鴨川、中川(今出川)、西京極川が流れていた。

平安京域を流れていた川は、平安京の造営時に京域を南北に走る大路や小路の中央に人工的に掘られたものである。そのうち大内裏を両側から挟むようにつくられた東堀川と西堀川は、都に資材を運搬する水路として利用されていた。

この川の多さは水の都をイメージさせるかも…という今京都。


《京都・堀川(東堀川)》

水は平成21年に流れるようになったんだよね





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