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行動パターン

投稿日時 2016-4-28 0:00:00
執筆者 rrb
「おいしいコーヒーが飲みたい」
「おいしい紅茶が飲みたい」
「おいしい中国茶が飲みたい」
「おいしい日本茶が飲みたい」
これらは職場で人の顔を見ながら時々発せられる言葉である。「おいしい」というのは「高級な」ということではない。「あんたのこだわりのいれかたの…」という意味だ。平たく言えば、「あんたがいれたお茶を飲みたい」なのである。職場の名誉のために説明しておくが、ハラスメント意識は一応強い。女性陣に対して「お茶〜!」というようなことは決してない。当たり前だが、誰であれすべてセルフとなっている。

それでも大きな仕事が一段落ついたときとか、誰かの誕生日とか、気が向いたときとか、マチマチだが振る舞うことがある。お茶であれ、コーヒーであれ、いれているときが頭の中が整理できる時間となっている。職場で朝に茶葉から紅茶をいれるのも、湯を沸かしている時間、茶器を温めている時間、抽出している時間の合計約15分間にその日の仕事の段取りを頭の中でするためである。この段取りをしくじるとその日はボロボロになる。

話がそれたが、先日、久々に中国茶をいれた。誰かが土産にもらってきたという品物だ。急須で抽出して飲んでいるのを横目で見ていたが、我慢できなくなり中国茶の茶器を使い丁寧にいれてあげた。「同じお茶やのに味が違う!」と言われたが、「当たり前やん。誰がいれたと思てんねん」と心の中でつぶやいておいた。こういうとき、自分は味見程度しかしない。あるとき「何で飲まへんの?」と聞かれたことがある。その時は答えられなかったけど、よくよく考えたら「いれてあげよ」っと思ったからであって、自分が飲みたいわけでもないからだ。それでも楽しいのは、献身的な性格…というわけではない。中国茶用の茶器にさわったからだ。

日本茶、紅茶、中国茶、コーヒー…当然、飲むけれど、一番は茶器が好きで、それでいれるのが好きなのである。それに、いれている時間が程よく考えを整理できるものとなっているからだ。自分にとって、「お茶、いれてあげよか。何がいい?」は、頭の中がくちゃくちゃでちょっと整理したいねん合図のようだ。これが自分の行動パターンのひとつである…ということで、どうも、おやかまっさんどした。


《京都・嵯峨野・愛宕念仏寺》

確かに行き詰ったりしてるときほどお茶とかをいれてるよね





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