惜しむらくは
投稿日時
2016-3-29 0:00:00
執筆者
rrb
ブレゼンは、企画や商品の良さを訴える場である。当然、他の企画や商品については「残念ながら○○の点で不十分だ」という機会も少なくない。そんなとき、「残念ながら」に代えて使える大和言葉が「惜しむらくは」である。たとえば、「性能はとても優れているが、惜しむらくは、見栄えがもうひとつ」という言い方だ。
「惜しむらくは」、動詞「惜しむ」に接尾語「らく」がついて名詞となった「惜しむらく」に、助詞の「は」がついた独特の言い方で、「惜しいことには」という意味になる。
同じ構造を持つ言葉としては、「望むらくは」がある。意味は「私が望むところは…」である。たとえば、「望むらくは健康である」というふつうの言い方もできるが、「どうか○○しますように」と祈る言葉の「どうか」に代えて、「望むらくは、ヒット商品となりますように」のような用法もある。
「惜しむらくは」も「望むらくは」も使いすぎると鼻につくので、1回のプレゼンで口にするのは、どちらかひとつが適当である…ということで、どうも、おやかまっさんどした。
《京都・愛宕念仏寺》
明日、プレゼンやんね? 使ってみてはどう?
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