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切実な川柳

投稿日時 2016-3-7 0:00:00
執筆者 rrb
2016年2月17日、第一生命から今年度版の「サラリーマン川柳」の入選100作品が発表された。サラリーマンの悲哀をうまく詠んだ作品が多いことで有名なサラリーマン川柳。
娘来て 「誰もいないの?」 オレいるよ
気付いたら Siriと話して 1時間
「出来ません!!」 言えるあなたは 勝ち組です

などなど。家庭や職場の哀愁を詠んだ名作が多く公開されている。

そんなサラリーマンの悲哀以上に悲哀、悲しさよりも悲しい存在のニートが現状を詠んだ「ニート川柳」が、ツイッター上で公開されている。
ひまつぶし 10年たったら ごくつぶし
酒を飲む ときだけ気分は 会社員
糞ニート 笑った俺が 今ニート
目が覚める これじゃダメだと 目をつぶる
昨日今日 明日と続く ”暇まつり”
母パート 妹デート 僕ニート
なぜだろう 家にいるのに 帰りたい

などなど。特に賞があるわけでもなく、ただ淡々と投稿され続ける「ニート川柳」。ニートの悲しさあふれる句の数々に、涙(と多少の笑い)を禁じえない。ニート、誰でもが心配する自分の立場。今、ニート川柳を読んで笑っていられる自分の立場も、明日はどうなるかわからない現代社会。時代が生み出した新しい文化だ…という神戸なう。


《神戸》

失業率0%の社会をつくって欲しいものだ





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