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前人未踏の山

投稿日時 2015-12-21 0:00:00
執筆者 rrb
人はなぜ山に登るのだろうか。エベレスト登山に挑んだイギリスの登山家ジョージ・マロリーが「そこにエベレストがあるから」といったように、山があるから登りたいというのが多くの人が感じる素直な気持ちなのだろう。そして、人類は世界中になる数々の山に登り、その頂を制覇してきた。しかし、地球上にはたくさんの山がある。その中にはまだ人類がたどり着いていない未踏峰が存在する。

その代表格が、中国雲南省のデチェンチベット族自治州にある梅里雪山という連山である。最高峰は標高6740mのカワカブで、以下、チョタマ、スグドン、コワテニーなど6000m級の山が連なっている。これらの山はチベット仏教では神聖な場所で数百年前から巡礼登山が行われているが、目指すのは中腹につくられたお寺までで、頂に立とうという発想はなかった。

1902年頃から、アメリカ、イギリス、日本などの登山隊が山頂まで目指すようになった。しかし、険しい地形や厳しい気候に阻まれ、未だに成功していない。その中でも1991年1月には、日本人11名、中国人6名で構成される日中合同の登山隊が雪崩により、全員遭難するという大惨事が起こってしまった。

麓の人たちは、登山隊を聖なる山を汚すものと見ることも多い。人間が登れる山の高さ、あるいは気候などに限界があるのだろうが、これらの山々は人間が入ってはいけない神の領域かもしれない。カテゴリとは関係の話になってしまった…という神戸なう。





何事にも限界があり、僕たちにも飛べる限界がある





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